「ホルモン療法をしていないのに、薄毛が目立ち、全体に広がっていて……。誰にも相談できず、悶々(もんもん)としていました。同居中の彼が使っていた男性用育毛剤で頭皮マッサージをしましたが、あまり効果がなく、シャンプーをオーガニック系に替えたり、頭皮のヘッドスパを試みたりしました。5年前には女性用育毛剤の『リアップリジェンヌ』(大正製薬)を使用したところ、ついに1カ月でてっぺんに産毛が生えてきて! 朝晩2回使用すると、半年後には鏡を見ても気にならない程度に回復しました」

 小学校教諭の菊川真由子さん(仮名・45歳)は2年前から分け目の地肌が目立ってきた。身長が150センチで、頭の地肌を周囲の目線にさらす機会が少なくない。薄毛を改善する方法をネットで探した。

「プラセンタ(胎盤エキス)が効くそうですが、頭皮へのプラセンタ注射は痛そうです。そこでプラセンタ含有のコスメで定評のある会社の育毛剤を半年前から使ってみたら、髪の根元からしっかりと立ち上がるようになりました。分け目の薄毛も少しずつ目立たなくなり、ボリュームがアップしたように見えます。頼りになるので、しばらく使ってみます」

 4年間に5千人以上の頭髪を診断した毛髪診断士の大川あつ子氏は、育毛剤やプラセンタの効果を次のように語る。

「男性と女性では、薄毛の原因が違うほか、ヘアサイクル(毛周期)も違いますから、男性用育毛剤を女性は使用しないほうがいいですね。日本皮膚科学会が公表するガイドラインによると、『リジェンヌ』はミノキシジルという有効成分が含まれていますから、女性の薄毛にも最も効果が期待できるとされています。育毛剤は1日2回、毎日使って、半年ほどで効果がみられると考えるといいでしょう。プラセンタは女性ホルモンの働きをアップする効果があるとされています」。錠剤などでプラセンタを摂取するのも有効だそうだ。

 髪本来のパワーをよみがえらせる働きがある薬草ヘナのケアで、半年で薄毛を改善したのは、銀座のクラブオーナーママの林真央さん(仮名・48歳)。31歳のときに離婚が原因で頭髪が真っ白になった。それから黒髪に染めていたが、10年前にオーナーママになってから、和装のヘアセットで頭皮に負担がかかるように。数年前から前髪が薄くなり、枝毛や白髪も増えた。3年前には橋本病を患い、現在治療中だ。

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