「商店街の活性化に一定の効果が見られたことと、いつか人気にもかげりが出る。そんなときに街のイメージまで下げてしまうといけないという思いもありました。全力活動だったので、ゴールも必要だったんです」
しかし、13年3月の引退後も署名活動やテレビ番組などのオファーなど、復活をのぞむ根強い声にこたえ、昨年、舞台での復活が実現した。
「引退のときにいただいた声援激励に、やなな本人から『一言お礼が言いたい』という気持ちからです」
現在やななは、商店街内の「アクアージュ」という水路で、8センチの姿に戻り遊んでいると佐藤さんは言う。
「もしかしたら見つけることができるかもしれないので、ぜひ柳ケ瀬に遊びに来てください」。(太田サトル)
※週刊朝日 2016年4月29日号