「発売48年のリカちゃんは、どの世代にも親しまれている。親子で楽しむ人たちも少なくありません」
大手玩具店を運営する「日本トイザらス」によると、祖父母世代、親世代、孫世代が一緒に楽しめる「3世代おもちゃ」が、今年のクリスマス商戦のトレンドという。
例えば、1970年代に大ブームとなり、今年12月に新作が公開される「スター・ウォーズ」のグッズやフィギュア。同様に、60年代以降、テレビで何度も再放送され、今年CGアニメシリーズが始まったばかりの「サンダーバード」に出てくる乗り物のフィギュアなどが人気だ。
プラレールやトミカといった息の長い定番商品の人気も根強いといい、トイザらスの広報担当者はこう話す。
「子どもにプレゼントするだけでなく、祖父母や親が孫や子とコミュニケーションをとりながら遊べる商品が人気を集めています」
すでに各店舗では「子どもにバレないよう平日にこっそり買いに来た」という親の姿が見られるという。
※週刊朝日 2015年12月4日号