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世の中になかなか知れ渡っていないものの一つに専業主婦の能力があげられます。「まぁた主婦は年収換算するとウン百万みたいな話ね」と思った方に、僭越ながら主婦の凄さを説明させていただきます。
主婦業は奥が深くて、工夫の余地がたくさんある作業です。例えば、買い物をするにしても、スーパーの特売日や曜日、ポイント5倍デーを把握して買い物にでかけています。家の掃除をするにしても、汚れのついた素材や汚れの種類に応じて洗剤や掃除方法を変えたりしています。お料理するときも、家族の好みや季節や予算に合わせて、毎日の食事を時間内に作って提供しています。
こうした家族のために頑張る主婦の工夫や能力は、あらゆる仕事に共通するものです。
きゅうりはトゲトゲがついたものを選んだり、お肉は汁が出てないものを選んだりするのは、細かい部分に着目する能力や、より良いものを選ぶ取捨選択能力を発揮しています。
新鮮なお魚やお肉を置いているお店と顔なじみになってオマケをしてもらうには、営業や交渉に使うコミュニケーション能力が必要ですし、そもそも良い魚屋さんやお肉屋さんを見つけるためには情報収集力が欠かせません。
汚れの種類を把握して、壁や床や服の素材を傷つけずに綺麗にするって、特定の知識を活かして、事態に合わせて臨機応変に対応するという、夫が仕事でしている作業そのまんまじゃないですか。
さらに料理も、家族をターゲットとしたマーケティングのもと、限られた予算内で最大限に満足させられるように工夫して、朝食や夕食の時間という期限内に毎日”納品”しているわけです。
情勢や季節変動で変わる野菜や乳製品の価格を記憶している主婦が、対象を株価に変えたら間違いなく強そうじゃないですか。
それらの能力を主婦が仕事に活かしたらとんでもなく稼ぐんだろうなって、元専業主婦でYoutuberの私は思います。
とはいえ、いくら主婦の能力がすごいと言っても、世の中の社長さんたちや企業戦士たちが、「よし、次期社長は主婦の〇〇さんにお願いしよう!」なんて思うことは、ありえません。