イラスト:カトリーヌあやこ
イラスト:カトリーヌあやこ
中島翔哉(左)。俳優の竹内涼真は、東京ヴェルディユース時代のチームメイト/堂安律(中央)。「マラドーアン」なんて呼ばれたことも。マラドーアン、「ドー」しかかぶってないよ、マラドーアン/南野拓実(右)。Jリーグ公式チャンネルで、パンツの色まで聞かれていたが、「基本派手」らしい (c)朝日新聞社
中島翔哉(左)。俳優の竹内涼真は、東京ヴェルディユース時代のチームメイト/堂安律(中央)。「マラドーアン」なんて呼ばれたことも。マラドーアン、「ドー」しかかぶってないよ、マラドーアン/南野拓実(右)。Jリーグ公式チャンネルで、パンツの色まで聞かれていたが、「基本派手」らしい (c)朝日新聞社

 メディアで注目されるイケメンアスリートたち。中でもサッカーはその宝庫ともいえる競技のひとつ。しかし、果たしてスポーツにイケメンは必要なのだろうか? これに対し、カトリーヌあやこさんが持論を展開する。

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 そもそもサッカーにイケメンは必要なのか?

 それは、「大河ドラマにイケメンは必要なのか?」とか、「漫画実写映画化にイケメンは必要なのか?」という疑問と一緒だ。

 サッカーは顔でやるもんじゃないだろ。歴史をイケメンで塗り替えるな。俺の思ってたイケメンと違うんだよ、などなど。そんな数々の正論が繰り出される中、一言で言わせて頂ければ、「イケメンは、いるに越したことない」。これに尽きるのだ。

 いまやサッカーご意見番として知られる小柳ルミ子さん(66)。大のメッシファンで有名だが、彼女がまずサッカーに興味を持ったきっかけは、2002年W杯。ルミ子のハートをわし掴みしたのは、元イングランド代表のベッカムだったという。さすが嫁が元スパイス・ガールズのベッカム、引きが強い。

 その後メッシにドはまりし、W杯は全試合オンタイムで視聴し、欧州リーグの試合もほとんと押さえるというルミ子。もはや女版セルジオ越後状態だ。

 ひとりのイケメンが、ここまでのサカオタを誕生させる。つまり、イケメンとは玄関マットなのである。

 とりあえず踏め。とりあえず踏んで、中に入れ。ドアの中には、あなたが思いもよらない深い沼が存在してるのだから。

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カトリーヌあやこ

カトリーヌあやこ

カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など。

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