「あそこのデカイ男を紹介して…」吉田潮の夫との衝撃的な出会い (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「あそこのデカイ男を紹介して…」吉田潮の夫との衝撃的な出会い

吉田潮(よしだ・うしお)(右)/1972年、千葉県生まれ。法政大学卒業後、編集プロダクション勤務を経て2001年からフリーライター・イラストレーターに。テレビ評論家としても知られ、10年から「週刊新潮」で「TVふうーん録」を連載中。『幸せな離婚』(生活文化出版)など、著作多数。昨年8月、自身の妊活から産まない人生の選択に至った道のりを描いた『産まないことは「逃げ」ですか?』(KKベストセラーズ)を上梓。久保田光治(くぼた・みつはる)(左)/1965年、静岡県生まれ。清水市立商業高校卒業後、上京。築地市場の仲卸で修業。その後俳優を目指し、森田芳光監督の「悲しい色やねん」で映画デビュー。演劇集団円の研究生、芸能プロダクション所属などを経てフリーに。Vシネマのほか舞台にも出演。2010年、役者業に区切りをつけて実家に戻る。久保田商店は100年以上続く老舗で、光治さんは4代目。ネット通販を始めるなど事業立て直しに奮闘中。(撮影/横関一浩)

吉田潮(よしだ・うしお)(右)/1972年、千葉県生まれ。法政大学卒業後、編集プロダクション勤務を経て2001年からフリーライター・イラストレーターに。テレビ評論家としても知られ、10年から「週刊新潮」で「TVふうーん録」を連載中。『幸せな離婚』(生活文化出版)など、著作多数。昨年8月、自身の妊活から産まない人生の選択に至った道のりを描いた『産まないことは「逃げ」ですか?』(KKベストセラーズ)を上梓。
久保田光治(くぼた・みつはる)(左)/1965年、静岡県生まれ。清水市立商業高校卒業後、上京。築地市場の仲卸で修業。その後俳優を目指し、森田芳光監督の「悲しい色やねん」で映画デビュー。演劇集団円の研究生、芸能プロダクション所属などを経てフリーに。Vシネマのほか舞台にも出演。2010年、役者業に区切りをつけて実家に戻る。久保田商店は100年以上続く老舗で、光治さんは4代目。ネット通販を始めるなど事業立て直しに奮闘中。(撮影/横関一浩)

妻:ふたりきりになりたいから、内心イライラしてたわけですよ。みんなさっさと帰ってくれないかなあと。

夫:そうだったんだ。

妻:うちへ来てこの人、私の猫とずーっと遊んでたんです。猫じゃらしでパタパタと。それを見てほれ直して。やっぱりいい人だ!

夫:ところがそこで、先輩がつかみ合いのケンカを始めちゃって。

妻:彼が「まあまあまあ……」って仲裁に入って、みんなで外へ出てっちゃった。

夫:女性の部屋でケンカなんて、迷惑ですからね。

妻:ハラハラしながら様子をうかがってたら、「わーっはっはっ」って笑い声と「じゃ、そういうことで! 一本締めで。よーっ!」なんて聞こえてきた。

夫:みんなで飲みなおそうって、彼女を置いて新宿へ戻ることに。どうにか収めたものの、僕がついてないと、またケンカになりそうだったから。

妻:そのあと、どうしたんだっけ。くぼちんが連絡くれたんだっけ?

夫:そっちからだよ。「あれからどうした?」って。

妻:あははは! ケンカのその後を心配するフリして。なんとかつなぎとめようとしたんだね。

■なんとか逃げたい夫なんとか捕まえたい妻

夫:初デートは、悲惨だったね。俺がずっと、元カノの話しちゃって。

妻:まったくもう。

夫:ひょっとして好かれてるのかな? ぐらいには思ってましたけど、そのときは誰かと付き合おうって気持ちがなかったんです。

妻:聞いてるこっちはどんどんつらくなってきて。

夫:とうとう彼女、突然怒って泣き出してしまった。

妻:もういい! わかった!って、店を飛び出した。

夫:慌てて追いかけたら、最初に会ったときの先輩の店に駆け込んだね。

妻:会員制のバーだったんです。外からピンポン押して、開けてもらうの。

夫:先輩から「お前、今日のところは帰れ」。

妻:それでも何とはなしに、ふたりで飲みに行くようになったよね。

夫:そのころ僕は都内の大手ホテルで配膳係のアルバイトをしてたんですよ。遅くまで仕事はあるし、終わった後も先輩に付き合わされたりして、いつも深夜。そんなとき、いつ電話しても明るく「いいよ、おいでよ」って言ってくれて。


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