妻:なんとか気を引こうと必死でした。いつでもポテトサラダと鶏の唐揚げが食べられる家にしておこうと思って。好物の「サッポロ黒ラベル」は常備!

夫:胃袋つかまれた、ってやつか。

妻:いやー。あのころはよく料理したわ。よくがんばった。今は全然だけど(笑)。

夫:でもね、当時は本当に結婚どころか、付き合おうとさえ思ってなかったんですよ。だからなんとかこのまま、友達でいられないかなあって思ってましたね。

妻:まあ、私の粘り勝ちです(笑)。

(聞き手・浅野裕見子)

「静岡と東京で『遠距離別居婚』 吉田潮と久保田光治が選んだ理由」につづく

週刊朝日 2018年4月6日号 より抜粋