更年期障害になると、女として終わり? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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更年期障害になると、女として終わり?

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 東京女子医科大学附属成人医学センターの産婦人科准講師である東舘紀子医師。氏は、更年期障害の治療に30年以上取り組んでいる。そこで、更年期障害の疑問を解明すべく、基礎知識についてお聞きした。

Q:更年期障害になると、女として終わり?

A:内面の価値と深さを知ることこそが魅力

 子どもがいる人だと、子どもの友達から「おばちゃん」と呼ばれ、自然と「私はもうおばさんなんだな」と認識できるものです。しかし、職場などでそのように言われずに過ごすと、自意識は「お姉さん」のままで更年期に到達することも。確かに、「美しさ」「若さ」にのみ価値を求めていると、この時期に葛藤が起こり、むなしくなることもあるでしょう。いくら50~60代で「美魔女」と言われても、20~30代の女性と比べられるものではありません。

 年を重ねるって、そんなに嫌なことではありませんよ。50年前後の歩みで感性が豊かになり、深みを増し、自分なりの価値観や知恵もつき、人を受容できるようになる。人として熟してきたと思えれば、他人からどう言われても平気でしょう。

 若い時は「外見」「がんばり」で勝負でも、魅力の置きどころをしっかりスイッチすればいいんです。それが正しく年をとることだと思います。

 私は孫もいますので「おばあちゃん」と言われますが全然平気。だって私は自分をおばあちゃんだなんて思っていませんから。気にしているから気に障るのではないでしょうか。

 実際、更年期という老化を受け入れて前向きに対処し、治療できる人のほうが若々しくしているかもしれません。

 ホルモン補充療法(HRT)をしている人としていない人では、実際、若々しさに大きく差があります。同窓会に出た後、HRTをしている患者さんが「先生! 勝ちました!」と言ってくることも。おもしろいですね。

週刊朝日  2014年12月5日号より抜粋


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