坂口さゆり 難民たちが自国への不変の愛でワインテイスティング世界一に挑む感動作「チーム・ジンバブエのソムリエたち」 ワインのないジンバブエ共和国から南アフリカ共和国に逃れた難民4人が、世界最高峰のブラインドテイスティング版オリンピックで世界一を目指すドキュメンタリー。先進国の白人たちが多くを占めるスノッブな世界に4人がどこまで食い込むか──。連載「シネマ×SDGs」の33回目は、国とは故郷とは何かを考えさせられる感動作「チーム・ジンバブエのソムリエたち」のワーウィック・ロス監督とロバート・コー監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 12/25
中村千晶 共通するのは“相手への信頼” 両耳が聞こえないプロボクサーを描く「ケイコ 目を澄ませて」 ケイコ(岸井ゆきの)はプロボクサー。下町の小さなボクシングジムで鍛錬を重ね、アルバイトをしながらリングに立つ。生まれつき両耳が聞こえない彼女をジムの会長(三浦友和)らは静かに見守り、育てているが──。連載「シネマ×SDGs」の32回目は、元プロボクサー・小笠原恵子さんをモデルにし世界の映画祭で絶賛された「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 12/18
時代の流れで失われていく“場”を記録したドキュメンタリー「浦安魚市場のこと」 古くから漁師町だった千葉県の浦安には魚市場があった。映画は、昼間は魚屋、夜はロックバンドのボーカルの顔を持つ「鮮魚 泉銀」を営む森田釣竿さんを中心に展開。2018年春から撮影を始め、19年3月の閉場までを記録する──。連載「シネマ×SDGs」の31回目は、失われていく「場」を考えさせるドキュメンタリー「浦安魚市場のこと」の歌川達人監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 12/11
中村千晶 舞台は中絶が違法だった時代のフランス 思わぬ妊娠で壮絶な経験をした作者の自伝的小説を映画化 1960年代、中絶が違法だった時代のフランス。優秀な大学生アンヌ(アナマリア・ヴァルトロメイ)は思わぬ妊娠をする。医師に「堕胎に加担したら刑務所行きだ」と拒絶され、自力でなんとかしようとするが──。連載「シネマ×SDGs」の30回目は、今年のノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノーの自伝的小説を映像化した「あのこと」のオードレイ・ディヴァン監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 12/4
一人っ子だと思っていた私に、突如弟が現れた SNSでも話題になった、一人っ子政策の終焉を舞台に描いた映画 中国・成都。看護師アン・ラン(チャン・ツィフォン)の両親が事故で亡くなった。疎遠だった両親には、一人っ子政策の終焉とともにもうけた6歳の息子がいた。アン・ランは親戚たちから見知らぬ弟を引き取るように迫られるが──?連載「シネマ×SDGs」の29回目は、中国で異例のメガヒットとなった話題作「シスター 夏のわかれ道」のイン・ルオシン監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 11/27
中村千晶 四季折々の風景と食 生きる豊かさを描く映画『土を喰らう十二ヵ月』 長野の山里に一人暮らす作家・ツトム(沢田研二)。畑を耕し、山で旬の食材をとって料理を作る。ときおり東京から恋人の真知子(松たか子)が訪ねてくる。そんな日々にある変化が──。連載「シネマ×SDGs」の28回目は、作家・水上勉の料理エッセイをもとに「喰らうは生きる」の精神を四季折々の風景とともに捉えた『土を喰らう十二ヵ月』の中江裕司監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 11/20
中村千晶 フランス・ブルゴーニュのワイン造りを3年かけ映画にした「ソウル・オブ・ワイン」 フランス・ブルゴーニュ地方。ロマネ=コンティをはじめ世界最高峰のワインを生み出す土地でワイン造りをする人々の1年を、静かに見つめたドキュメンタリー。謙虚に自然と向き合い、その精神を次世代へ継承する生産者たちの姿と言葉が「ワインは生きている」ことを教えてくれる──。連載「シネマ×SDGs」の27回目は、「ソウル・オブ・ワイン」のマリー=アンジュ・ゴルバネフスキー監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 11/13
中村千晶 AIと暮らす未来描く「アフター・ヤン」 監督が考える偏見、先入観、差別が生まれるサイクルと人類のジレンマ 少し先の未来。ジェイク(コリン・ファレル)は、妻と中国系の養女ミカ、そして大切な家族である家庭用ロボットのヤン(ジャスティン・H・ミン)と暮らしている。が、ある日突然ヤンが動かなくなってしまう。修理をしようとしたジェイクはヤンに隠されたある秘密を知る──。連載「シネマ×SDGs」の25回目は、映画「アフター・ヤン」のコゴナダ監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 10/30
坂口さゆり 「最後の作品になるかもしれない」母と子の葛藤と成長を描く ロアン・フォンイー監督の半自伝的映画 舞台はSARSが猛威を振るった2003年の台湾。米国から母と妹と帰郷した13歳の思春期の少女が、乳がんを患った母とぶつかりながらも成長していく──。連載「シネマ×SDGs」の23回目、本作が長編デビューとなるロアン・フォンイー監督の半自伝的映画「アメリカから来た少女」は第58回金馬奨で最優秀新人監督賞、観客賞など5部門を受賞。本作で母親を演じたカリーナ・ラムに話を聞いた。 シネマ×SDGs 10/9
中村千晶 同じアパートに住む3つの家族を描いた映画「3つの鍵」 孤独に生きるつらさと難しさが身に染みる ある夜、ローマの高級住宅街のアパートの1階に車が突っ込む。運転していたのは3階に住む裁判官夫婦の息子。2階に住む孤独な妊婦は陣痛がはじまり、1階に住む夫婦は仕事のため隣人に幼い娘を預けた。事故をきっかけに、扉の向こうの隣人たちの運命が交差していく──。連載「シネマ×SDGs」の21回目は、俳優、プロデューサー、映画館経営者でもある「3つの鍵」のナンニ・モレッティ監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 9/25
中村千晶 「彼女のいない部屋」の監督が語る、耐え難い日常や現実との向き合い方 フランスの地方都市。早朝、クラリス(ヴィッキー・クリープス)は夫と幼い息子と娘の寝顔を見て家を出る。彼女は家庭を放棄したのか? それとも──?連載「シネマ×SDGs」の20回目は、すべてがわかったとき、驚きとともに深い感動が押し寄せる、ミステリアスな映画「彼女のいない部屋」のマチュー・アマルリック監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 9/18
中村千晶 「女性の権利などいらないよ。私は自立しているんだ」 サハラ砂漠でカフェを営む老女のドキュメンタリー サハラ砂漠の真ん中で小さな店を営む老女マリカ。決して愛想がよいわけではない彼女のもとに、ときおりトラック運転手やバイカーがやってきては、話をして去っていく……。美しく詩的な映像で綴られるドキュメンタリー──。連載「シネマ×SDGs」の19回目は、どこか映画「バグダッド・カフェ」を彷彿とさせる世界が、魅力的で奥深い「サハラのカフェのマリカ」のハッセン・フェルハーニ監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 9/11
俳優ウド・キアー「『LGBTQの権利』という議論すら生まれないような、もっと普遍的な時代がくるといい」 一流のヘアメイクドレッサーとして活躍したパットは、今や静かな老人ホーム暮らし。ある日、かつての顧客リタの遺言で葬儀の死化粧の依頼が舞い込む。彼女に対する複雑な思いを抱える彼は一度は断るが、意を決して老人ホームを抜け出すことに──。連載「シネマ×SDGs」の17回目は、実在の人物をモデルにした心温まる感動作「スワンソング」でパッドを演じたウド・キアーに話を聞いた。 シネマ×SDGs 8/28
中村千晶 ニューヨークの地下鉄のさらに下で暮らす親子 ホームレス問題を子どもの視点から描く ニューヨークの地下鉄のさらに下のトンネルで暮らす5歳のリトルと母親ニッキー。だが市の職員が不法住居者を排除しにやってくる。母親に連れられてリトルは初めて地上へ出るのだが──。連載「シネマ×SDGs」の16回目は、リアルに胸がつまる「きっと地上には満天の星」で母親を演じるセリーヌ・ヘルドとローガン・ジョージの共同監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 8/21
中村千晶 戦争で同じ傷を持つ日本人と英軍パイロットを結んだ「生き残った者としての使命」 エリザベス女王の妹、マーガレット王女とのロマンスで知られ、映画「ローマの休日」のモデルといわれるピーター・タウンゼンド大佐。英空軍を経て作家となった彼は1978年、長崎で被爆した谷口稜曄(すみてる)に出会い、本を書いた──。連載「シネマ×SDGs」の15回目は、娘が父の足跡を訪ねる「長崎の郵便配達」のイザベル・タウンゼンド監督に話を聞いた。 シネマ×SDGs 8/7
中村千晶 戦争で女性が果たす役割と受けた傷 「ロシアの若い世代に戦争の実態を知ってほしい」 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチによる証言集『戦争は女の顔をしていない』を原案にした映画「戦争と女の顔」。舞台は1945年、終戦直後のレニングラード。看護師イーヤは男の子を育てているが、ある悲劇で亡くしてしまう。そんななか戦友マーシャが戦地から戻ってくる。実は男の子はマーシャの子だった──。連載「シネマ×SDGs」の14回目は、同作の監督カンテミール・バラーゴフさんに話を聞いた。 シネマ×SDGs 7/31
中村千晶 俳優とシェフを経験した監督が、レストランを舞台に業界の問題の核心に迫る ロンドンの高級レストラン。シェフのアンディは多忙と妻子との別居で精神的にギリギリ。そんななかグルメ評論家が来店することになり……。スリリングな展開で、人種やジェンダー差別、低賃金労働などの問題も描く。──。連載「シネマ×SDGs」の13回目は、シェフ経験を持つフィリップ・バランティーニ監督が、レストランの舞台裏をワンショットで撮影した『ボイリング・ポイント/沸騰』について話を聞いた。 シネマ×SDGs 7/20
マルタ島の若い漁師が守るのは伝統か、子どもの未来か 映画『ルッツ』の監督が描く地球規模の“問題” マルタ島でルッツと呼ばれる小舟に乗り、昔ながらの漁をする青年ジェスマーク。不漁で収入が減っているが、海底を壊すトロール漁を拒否している。しかし幼い息子に発達の遅れがあるとわかり、ある決断を迫られる──。連載「シネマ×SDGs」の11回目は、島にルーツを持つアレックス・カミレーリ監督が本物の漁師を起用してリアルに描いた『ルッツ 海に生きる』について話を聞いた。 シネマ×SDGs 7/3
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