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「シネマ×SDGs」に関する記事一覧

「クラスに女性器のある男子がいるよ」 性自認の苦悩を今一度考える映画「ミツバチと私」
「クラスに女性器のある男子がいるよ」 性自認の苦悩を今一度考える映画「ミツバチと私」 8歳のアイトール(ソフィア・オテロ)は家族とスペイン・バスク地方にバカンスにやってきた。「ココ(坊や)」と呼ばれるのを嫌い、水着に着替えたがらないアイトールの様子に母は気づいているが、どう接していいかわからない。唯一、養蜂家の叔母だけがアイトールの苦悩を理解する──。映画「ミツバチと私」のエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督に本作の見どころを聞いた。
母と娘が「故郷の海の環境保護」で結びつく 社会問題に切り込んだ人気小説が待望の映画化
母と娘が「故郷の海の環境保護」で結びつく 社会問題に切り込んだ人気小説が待望の映画化 海洋生物学者のアビー(ミア・ワシコウスカ)は母の病を知り、オーストラリアの海辺の町に帰郷する。アビーは8歳で巨大な魚ブルーバックと出会ったときのこと、活動家として闘う母とは別の方法で海を守ろうと故郷を後にした日々を思い返す──。ベストセラー小説の待望の映画化となった「ブルーバック あの海を見ていた」。監督と脚本を務めたロバート・コノリーさんに本作の見どころを聞いた。
チェチェン紛争で「暴力的な民族」と称された人々を3年追った「アダミアニ 祈りの谷」
チェチェン紛争で「暴力的な民族」と称された人々を3年追った「アダミアニ 祈りの谷」 東ジョージアのパンキシ渓谷。キスト(チェチェン系ジョージア人)と呼ばれるイスラム教徒たちが暮らす牧歌的な谷は、チェチェン紛争で「テロリストの巣窟」と汚名を着せられてきた。ゲストハウスを営むレイラ、元戦士でガイドのアボなど谷で生きる人々の3年間を追ったドキュメンタリー「アダミアニ 祈りの谷」。竹岡寛俊監督に本作の見どころを聞いた。
「この家は悪夢そのもの」 妻は認知症、夫が心臓病の老夫婦の最期を2分割画面で描く一作
「この家は悪夢そのもの」 妻は認知症、夫が心臓病の老夫婦の最期を2分割画面で描く一作 本で溢れたアパルトマンに暮らす夫(ダリオ・アルジェント)と妻(フランソワーズ・ルブラン)。妻は認知症を患い、夫は心臓病を抱えている。離れて暮らす息子(アレックス・ルッツ)が心配するなか、妻の症状は重くなり──。画面を2分割する「スプリットスクリーン」で老夫婦の最期の日々を描く「VORTEX ヴォルテックス」。ギャスパー・ノエ監督に本作の見どころを聞いた。
「全員を平等に報じないのはおかしくないですか」 選挙取材歴25年のライターを追う一作
「全員を平等に報じないのはおかしくないですか」 選挙取材歴25年のライターを追う一作 フリーランスライター・畠山理仁(50)。選挙取材歴25年、候補者全員を取材することを信条に選挙のおもしろさを記事にしてきた。2022年7月、畠山は参院選・東京選挙区で34人の候補者全員取材をスタートさせる。睡眠時間平均2時間。タイパもコスパも度外視な畠山を追いかけたドキュメンタリー「NO 選挙,NO LIFE」。監督の前田亜紀さんに本作の見どころを聞いた。
「4年間で撮影できたのは4人」 全体の1%である自宅出産を選んだ女性と助産師を追ったドュメンタリー
「4年間で撮影できたのは4人」 全体の1%である自宅出産を選んだ女性と助産師を追ったドュメンタリー 東京都練馬区にある「つむぎ助産所」。アットホームな雰囲気のなか助産師の渡辺愛さんが妊婦と二人三脚で赤ん坊を取り上げる。北区の「みづき助産院」の助産師・神谷整子さんは院を閉めようとしていた──。99%の出産が病院で行われるいま「1%」を選んだ4人の女性と助産師を追ったドキュメンタリー「1%の風景」。監督の吉田夕日さんに見どころを聞いた。

この人と一緒に考える

実事件を基に描かれる田舎vs.都会 映画「理想郷」」は移住者と地元の人の軋轢というテーマが「共感」を生む
実事件を基に描かれる田舎vs.都会 映画「理想郷」」は移住者と地元の人の軋轢というテーマが「共感」を生む フランス人夫婦アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)とオルガ(マリナ・フォイス)は都会からスペインの村に移住する。スローライフを目指し、村を活性化しようとしていた二人だが,隣人兄弟は彼らを歓迎せず、嫌がらせをするようになる。そんななか事件が起こる──。実事件を基にした物語「理想郷」。主役である俳優のドゥニ・メノーシェさんに見どころを聞いた。
メガネ王国・福井県の始まりにこんな史実があったとは 実話をもとにした映画が福井全市町の協力で完成
メガネ王国・福井県の始まりにこんな史実があったとは 実話をもとにした映画が福井全市町の協力で完成 明治37(1904)年。福井県の村に暮らす増永五左衛門(小泉孝太郎)は弟の幸八(森崎ウィン)から「村でメガネ作りをしないか」と持ちかけられる。村の誰もがメガネなど知らない時代、最初は反対した五左衛門だが、妻・むめ(北乃きい)の機転で挑戦を決める。だが道のりは険しかった──。映画「おしょりん」の河合広栄プロデューサーに見どころを聞いた。
笑いの中に溢れた子どもたちの多様性 サンダンス映画祭が熱狂したモキュメンタリーコメディー
笑いの中に溢れた子どもたちの多様性 サンダンス映画祭が熱狂したモキュメンタリーコメディー この夏もニューヨーク州北部の湖畔で子どもたちが集まる「シアター・キャンプ」が始まった。だがスクールは存続の危機で、キャンプ終了までに傑作ミュージカルを完成させなければならない。変わり者だらけの教師と子どもたちの運命は!? サンダンス映画祭を熱狂させたハッピーコメディー「シアター・キャンプ」。脚本と製作も務めたニック・リーバーマン監督に見どころを聞いた。
これがいまの日本だ 国葬の日に全国でカメラを回したドキュメンタリー「国葬の日」
これがいまの日本だ 国葬の日に全国でカメラを回したドキュメンタリー「国葬の日」 2022年9月27日、安倍晋三元首相の国葬の日。賛成4割、反対6割の世論のなか実施された国葬を日本国民はどう見たのか? あの国葬はいったいなんだったのか? 「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」の大島新監督が全国10カ所でカメラを回し、人々の姿を記録したドキュメンタリー「国葬の日」。大島新監督に見どころを聞いた。
森達也が描く、関東大震災後に起きた悲劇と狂気 多数派が少数派を標的にした映画「福田村事件」
森達也が描く、関東大震災後に起きた悲劇と狂気 多数派が少数派を標的にした映画「福田村事件」 1923年の晩夏。千葉県の福田村に澤田(井浦新)が帰郷する。同じころ香川県から沼部(永山瑛太)率いる行商団が福田村へ向かっていた。そして9月1日、関東大震災が起こる。「朝鮮人が集団で襲ってくる」との流言が飛び交うなか、村人たちは行商団を疑い──。歴史に葬られた大事件を描いた「福田村事件」。森達也監督に見どころを聞いた。
「今のイランには希望がありません」 偽の脚本で当局からの規制を逃れたロードムービー
「今のイランには希望がありません」 偽の脚本で当局からの規制を逃れたロードムービー イランの国境近くを進む一台の車。長男が無言でハンドルを握る中、足を怪我した父は小言を言い、母は流行歌を口ずさみ、幼い次男は大はしゃぎ。一体、彼らはどこへ向かうのか……。4人家族と犬1匹の楽しい旅物語かと思ったら、ロードムービーの体をとりイラン社会の現実と希望を描く「君は行く先を知らない」。脚本も務めたパナー・パナヒ監督に見どころを聞いた。

特集special feature

    鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が描く「痛みが消えた世界」 新作映画「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」
    鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が描く「痛みが消えた世界」 新作映画「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」 そう遠くない未来。人類は環境に対応すべく進化を遂げ、痛みを感じなくなっていた。ソール(ヴィゴ・モーテンセン)は自身の体内で次々と生み出される臓器を切除する前衛的なパフォーマンスを行っている。あるとき母親に殺された少年の遺体を解剖してほしいとの依頼を受けるが──。映画「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の脚本も務めたデヴィッド・クローネンバーグ監督に見どころを聞いた。
    ゲイであることで母に捨てられ海兵隊に志願した自伝「インスペクション」 監督「私たちは闘い続けなければならない」
    ゲイであることで母に捨てられ海兵隊に志願した自伝「インスペクション」 監督「私たちは闘い続けなければならない」 2005年のアメリカ。ゲイであることで母に捨てられ16歳からホームレス生活を送ってきたフレンチ(ジェレミー・ポープ)は海兵隊に志願する。だが訓練中にゲイであることが周囲に知られ、仲間からの嫌がらせと教官からのしごきが苛烈になっていく──。「インスペクション ここで生きる」はエレガンス・ブラットン監督の実体験をもとにした物語。脚本も務めたブラットン監督に見どころを聞いた。
    白人社会で生きる黒人女性の居場所は 実際に起きた死亡事件をもとにしたドラマ
    白人社会で生きる黒人女性の居場所は 実際に起きた死亡事件をもとにしたドラマ 作家のラマはフランス北部の町・サントメールで、ある裁判を傍聴する。被告はセネガル出身の女性ロランス。生後15カ月の娘を海辺に置き去りにし、殺人罪に問われていた。次第にラマは母親との関係に悩む自身をロランスに重ねる──。実際の事件の裁判記録をもとにした胸に迫るドラマ。「サントメール ある被告」。アリス・ディオップ監督に見どころを聞いた。
    支え合いながら芸に生きる女性たち ドキュメンタリー「絶唱浪曲ストーリー」が映した疑似家族のような温かさ
    支え合いながら芸に生きる女性たち ドキュメンタリー「絶唱浪曲ストーリー」が映した疑似家族のような温かさ 港家小そめは、五代目港家小柳(こりゅう)の浪曲を観て弟子入りを決意した。曲師の玉川祐子の家で小柳に稽古をつけてもらい、終わると3人で茶菓子を囲む。穏やかな日常のなか、師匠との別れのときが迫っていた──。ドキュメンタリー「絶唱浪曲ストーリー」の川上アチカ監督に見どころを聞いた。
    俳優・山田杏奈が語る映画「山女」 18世紀末の東北の寒村で生きる主人公に「現代女性にも通じるものがあるのでは」
    俳優・山田杏奈が語る映画「山女」 18世紀末の東北の寒村で生きる主人公に「現代女性にも通じるものがあるのでは」 舞台は18世紀末、大飢饉に襲われた東北の寒村。先代の罪により村中から虐げられている伊兵衛(永瀬正敏)一家。ある日、伊兵衛は大罪を犯すが、娘の凛(山田杏奈)が父をかばい、家を守るために自ら村を去る──。「遠野物語」の民話に着想を得た映画「山女」。出演の山田杏奈に見どころを聞いた。
    男性優位の映画業界へ、膨大な取材をもとに切り込んだリアル・フィクション
    男性優位の映画業界へ、膨大な取材をもとに切り込んだリアル・フィクション ジェーン(ジュリア・ガーナー)は映画プロデューサーを夢見て、映画業界に飛び込んだ新人アシスタント。早朝、誰もいないオフィスで雑用をし、ボスに電話で暴言を吐かれても、黙々と働く。が、ある出来事をきっかけに疑問が湧き上がり──。膨大な取材をもとに編まれたリアル・フィクション映画「アシスタント」。キティ・グリーン監督に見どころを聞いた。
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