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「シネマ×SDGs」に関する記事一覧

同性愛を通して伝統と個性と絆が丁寧に描かれる映画「青いカフタンの仕立屋」
同性愛を通して伝統と個性と絆が丁寧に描かれる映画「青いカフタンの仕立屋」 モロッコの海沿いの街。ミナ(ルブナ・アザバル)は夫のハリムと伝統衣装カフタンの仕立て屋を営んでいる。病を抱えるミナのため、ハリムは若い男ユーセフを助手として雇う。だが、二人を見守るミナの心は複雑で……。同性愛というモロッコ社会のタブーに踏み込む挑戦的な作品「青いカフタンの仕立て屋」。脚本も務めたマリヤム・トゥザニ監督に見どころを聞いた。
病におかされても個性は消えない 記憶と視力を失いつつある父との日々を描いた話題作「それでも私は生きていく」
病におかされても個性は消えない 記憶と視力を失いつつある父との日々を描いた話題作「それでも私は生きていく」 パリに暮らすサンドラ(レア・セドゥ)は夫を亡くした後、通訳をしながら8歳の娘を育てている。彼女の日課は父のアパートを訪ねること。哲学の教師だった父はアルツハイマー病に由来する神経変性疾患で、記憶と視力を失いつつあった──。連載「シネマ×SDGs」の51回目は、脚本も手がけたミア・ハンセン=ラブ監督の父への想いをベースに生まれた映画「それでも私は生きていく」。ミア・ハンセン監督に見どころを聞いた。
モンゴルの「いま」と、女性の外面と内面の美しさを描く映画「セールス・ガールの考現学」
モンゴルの「いま」と、女性の外面と内面の美しさを描く映画「セールス・ガールの考現学」 モンゴルの大学に通うサロールは、ケガをしたクラスメートに代わってアダルトグッズショップでバイトをすることになる。大人のオモチャを買いにくる客に対応し、オーナーの謎めいた女性カティアと交流するうちに、サロールに変化が訪れる──。モンゴルの「いま」を切り取った話題作。連載「シネマ×SDGs」の50回目は、映画「セールス・ガールの考現学」のジャンチブドルジ・センゲドルジ監督に見どころを聞いた。
阪本順治監督「SDGsを意識したからこそ生まれた」 青春時代劇「せかいのおきく」
阪本順治監督「SDGsを意識したからこそ生まれた」 青春時代劇「せかいのおきく」 環型社会が確立していた江戸時代を背景に、最下層で生きる若者たちの姿を描く青春時代劇。武家育ちながら貧乏長屋で父と暮らすおきく(黒木華)はある日、厠のひさしの下で雨宿りをしていた紙屑拾いの中次(寛一郎)と下肥買いの矢亮(池松壮亮)と出会い、次第に心を通わせていく。連載「シネマ×SDGs」の49回目は、映画「せかいのおきく」の阪本順治監督に見どころを聞いた。
撮影後、ロシア軍に殺害された監督の遺志を継ぎ完成 ドキュメンタリー「マリウポリ 7日間の記録」
撮影後、ロシア軍に殺害された監督の遺志を継ぎ完成 ドキュメンタリー「マリウポリ 7日間の記録」 昨年3月にウクライナ・マリウポリに入ったマンタス・クヴェダラヴィチウス監督によるドキュメンタリー「マウリポリ 7日間の記録」。戦闘シーンなどなしに爆撃音のなかで暮らす人々の営みを、静かに描き出す。撮影後、ロシア軍に殺害された監督の遺志をフィアンセだった助監督や、ナディア・トリンチェフプロデューサーらが継いで完成した。連載「シネマ×SDGs」の48回目は、本作への思いをナディアプロデューサーに聞いた。
最愛の恋人を無くした悲しみ、そして贖罪 映画「ザ・ホエール」で描く、過食に走ったある男の物語
最愛の恋人を無くした悲しみ、そして贖罪 映画「ザ・ホエール」で描く、過食に走ったある男の物語 チャーリー(ブレンダン・フレイザー)は体重272キロの中年男性。最愛の恋人アランを亡くしてから過食に走り、いま健康に問題を抱えている。余命を悟った彼は8歳で別れたきりの娘のエリーを呼び寄せ、関係を修復したいと願うが──。連載「シネマ×SDGs」の47回目は、第95回米アカデミー賞主演男優賞を受賞した「ザ・ホエール」のダーレン監督に話を聞いた。

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短い人生の中で動き出すことの大切さを学ぶ 映画「生きる LIVING」のスティーヴン・ウーリープロデューサーが語る見どころ
短い人生の中で動き出すことの大切さを学ぶ 映画「生きる LIVING」のスティーヴン・ウーリープロデューサーが語る見どころ 舞台は1953年、第2次世界大戦後のロンドン。役所の市民課に勤めるウィリアムズ(ビル・ナイ)はある日、医者からがんを宣告され余命半年と知らされる。空虚な日々に別れを告げ、人生を見つめ直すが……。連載「シネマ×SDGs」の46回目は、黒澤明監督の名作「生きる」をノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本でリメイクした「生きる LIVING」のスティーヴン・ウーリープロデューサーに話を聞いた。
コロナ禍で孤立した人々へ マーク・フォースター監督が映画「オットーという男」で描く有効なコミュニケーションの形
コロナ禍で孤立した人々へ マーク・フォースター監督が映画「オットーという男」で描く有効なコミュニケーションの形 オットー(トム・ハンクス)は町内の嫌われ者。近所をパトロールしては、ゴミ出しや駐車に文句を言っている。孤独な彼は自ら人生を終わらせる決意をするが、向かいに騒がしい一家が引っ越してきて──。連載「シネマ×SDGs」の45回目は、スウェーデンのベストセラー小説&本国で映画化された「幸せなひとりぼっち」が原作である「オットーという男」のマーク・フォースター監督に話を聞いた。
「この愛は本、文化、隣人へと向かう」 小さな古書店から始まる物語を描く「丘の上の本屋さん」
「この愛は本、文化、隣人へと向かう」 小さな古書店から始まる物語を描く「丘の上の本屋さん」 イタリア中部、見晴らしのいい丘の上にある小さな古書店。主のリベロのもとには、隣のカフェで働く青年ニコラや常連客らが顔を出す。ある日、リベロは店先のワゴンを熱心に眺める移民の少年エシエンに出会う。「本を買うお金がない」というエシエンに、リベロは本を貸すようになり──。連載「シネマ×SDGs」の44回目は、店主と移民の少年が本を通じてあたたかな絆を作る「丘の上の本屋さん」のクラウディオ・ロッシ・マッシミ監督に話を聞いた。
マリメッコで500以上のデザインを生み出したマイヤ・イソラの人生を描く ドキュメンタリー「マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン」
マリメッコで500以上のデザインを生み出したマイヤ・イソラの人生を描く ドキュメンタリー「マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン」 北欧の人気ブランド「マリメッコ」で、有名なケシの花をはじめ500以上のデザインを生み出したマイヤ・イソラ。彼女には驚きの人生があった──。マイヤの娘クリスティーナへの取材や、マイヤ自身がしたためた多くの手紙や作品から「女性の生き方」にも思いを馳せるドキュメンタリー。連載「シネマ×SDGs」の43回目は、彼女の生き様を描いたドキュメンタリー「マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン」のレーナ・キルぺライネン監督に話を聞いた。
ドキュメンタリー「日の丸」の佐井大紀監督「思考停止になっているのが日本人の国民性なのかもしれない」
ドキュメンタリー「日の丸」の佐井大紀監督「思考停止になっているのが日本人の国民性なのかもしれない」 劇作家・寺山修司が構成を担当し、日本に関する挑発的な質問を街頭で矢継ぎ早に投げかけて物議を醸したドキュメンタリー番組「日の丸」。放送から55年、今度は佐井大紀監督自らが街頭に立ち、同様のインタビューを実施する──。連載「シネマ×SDGs」の42回目は、日本や日本人を考えずにはいられないドキュメンタリー「日の丸~寺山修司40年目の挑発~」の佐井大紀監督に話を聞いた。
豪華客船が難破、無人島に流れ着いた大富豪たちのトップに立ったのは…話題作「逆転のトライアングル」監督に聞く見どころ
豪華客船が難破、無人島に流れ着いた大富豪たちのトップに立ったのは…話題作「逆転のトライアングル」監督に聞く見どころ モデルで人気インフルエンサーのヤヤと、人気に陰りが見えてきた男性モデルのカール。二人は豪華客船でのクルーズ旅に招待される。が、船が難破。流れ着いた無人島でサバイバル能力を発揮したのは清掃係の女性だった──。連載「シネマ×SDGs」の41回目は、本年度米アカデミー賞3部門にノミネートされた話題作「逆転のトライアングル」のリューベン・オストルンド監督に話を聞いた。

特集special feature

    “家族を知らない彼の居場所を作りたい” 新たな家族のドキュメンタリー映画「二十歳の息子」
    “家族を知らない彼の居場所を作りたい” 新たな家族のドキュメンタリー映画「二十歳の息子」 網谷勇気(40)は児童養護施設の子どもたちの自立を支援する団体で働いている。彼は数年前から支援してきた20歳の渉(わたる)と養子縁組を決意する。ゲイである網谷と家族を知らない渉。手探りのなか、二人の新生活がはじまった──。連載「シネマ×SDGs」の40回目は、新しい家族のかたちを静かにみつめたドキュメンタリー「二十歳の息子」の島田隆一監督に話を聞いた。
    インドの田舎町でチャイを売る少年が映画に出合い、夢を抱く珠玉作「エンドロールのつづき」
    インドの田舎町でチャイを売る少年が映画に出合い、夢を抱く珠玉作「エンドロールのつづき」 インドの田舎町に暮らす9歳のサマイは、学校に通いながら父が営むチャイ店を手伝っている。ある日、家族と街で映画を観た彼は「映画を作りたい!」と夢を抱くが、父に反対される。あきらめきれないサマイは映画館に忍び込むが──。連載「シネマ×SDGs」の38回目は、監督自身の人生とフィルムへの愛が詰まった珠玉作「エンドロールのつづき」のパン・ナリン監督に話を聞いた。
    若年性乳がんと18歳の恋愛に揺れ動く母と娘 話題の舞台を映画化「あつい胸さわぎ」
    若年性乳がんと18歳の恋愛に揺れ動く母と娘 話題の舞台を映画化「あつい胸さわぎ」 18歳の千夏(吉田美月喜)は、母の昭子(常盤貴子)と笑いの絶えない日々を過ごしていたが……。若年性乳がんと恋愛をテーマに、揺れ動く娘と母の切ない思いを繊細さとユーモアをもって描き出す──。連載「シネマ×SDGs」の37回目は、話題を呼んだ舞台をまつむらしんご監督と脚本家の高橋泉がタッグを組んで映画化した「あつい胸さわぎ」で主人公を演じた吉田美月喜さんに話を聞いた。
    娘を取り戻すために闘う母の執念 メキシコで多発する“誘拐ビジネス”の闇に迫った「母の聖戦」
    娘を取り戻すために闘う母の執念 メキシコで多発する“誘拐ビジネス”の闇に迫った「母の聖戦」 メキシコ北部に暮らすシングルマザーのシエロ(アルセリア・ラミレス)の10代の娘が、犯罪組織に誘拐された。元夫と身代金を支払うが、娘は帰らない。シエロは一人、闘いをはじめる──。連載「シネマ×SDGs」の36回目は、メキシコで多発する「誘拐ビジネス」の闇に迫った作品。実在のモデルが衝撃的な結末を迎えている「母の聖戦」のテオドラ・アナ・ミハイ監督に話を聞いた。
    障害も、アイデアと行動力で「できる」に変える ドキュメンタリー映画「チョコレートな人々」
    障害も、アイデアと行動力で「できる」に変える ドキュメンタリー映画「チョコレートな人々」 愛知県豊橋市にある「久遠チョコレート」。2014年にオープンし、いまや全国に50以上の拠点を持つ人気店だ。約570人の従業員のうち6割は心や体に障害がある──。連載「シネマ×SDGs」の35回目は、多様な人々が「しっかり稼ぐことができる」職場作りを目指してきた代表・夏目浩次さんを20年追い続ける監督によるドキュメンタリー「チョコレートな人々」の鈴木祐司監督に話を聞いた。
    “見えない存在”にされていた隣町の団地に暮らす青年から伝わるリアルな現実 映画「ファミリア」
    “見えない存在”にされていた隣町の団地に暮らす青年から伝わるリアルな現実 映画「ファミリア」 陶器職人の神谷(役所広司)は海外で働く息子(吉沢亮)と、息子が現地で出会った妻の結婚を祝福していた。あるとき神谷は偶然、隣町の団地に暮らす在日ブラジル人青年と関わりを持つようになる──。連載「シネマ×SDGs」の34回目は、自身の父や故郷への想いを物語に綴った「ファミリア」の脚本家のいながききよたかさんに話を聞いた。
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