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400mの勾配を上って「橋の上」停留所に到着する54年前横浜の路面電車 敷石に見覚えアリ?
1960年代、都民の足であった「都電」を撮り続けた鉄道写真家の諸河久さんに、貴重な写真とともに当時を振り返ってもらう連載「路面電車がみつめた50年前のTOKYO」。前回に引き続き、本年3月に廃止50年を迎えた横浜市交通局(以下横浜市電)の思い出を綴る。横浜市電の橋上停留所は国鉄(現JR)東海道本線と同貨物線(現横須賀線)と相模鉄道本線、両線の北西側を流れる帷子川(かたびらがわ)の上を乗り越える長いスパンの平沼橋(平沼線/平沼橋)と尾張屋橋(浅間町線/尾張屋橋)に存在した。前回は平沼橋を紹介したが、今回は平沼橋から約1000m南西方向に所在した尾張屋橋のエピソードを紹介しよう。
