第1294回 犬を甘く見ると痛い思いをしますよ!
豆柴の雌「夏」(写真)、3歳です。
夏は2代目です。初代の犬も豆柴でした。集合住宅に住んでいるため、ペットは体長が50センチ以下でなくてはならない決まりがあります。そこで豆柴を、それもわざわざ両親の体格まで確認して選びました。
初代も雌犬で、3月生まれだったので「桃」と名付けました。ところが仕事の忙しさにかまけ、昼間は近所の妻の実家に預けていました。そして、朝夕の散歩以外、ほとんどかまってやれませんでした。
そういった事情があったせいか、桃はとても手のかからない、おとなしい性格の犬でした。ほとんど吠えることもなく、しつけに困ったこともありません。
待たされて、待たされて、待たされ続ける犬生だったねと、13歳8カ月の生を終えた桃に詫びました。
しかし、8月生まれなので夏と名付けた2代目は違います。元気の塊、やんちゃ娘です。
活発すぎてフローリングをかじります。せっけんを食べます。壁もかじります。散歩の時、少し興奮すると飼い主のアキレス腱のあたりを噛みます。ぐいぐい引っ張り、ダッシュを繰り返します。まるで「世の飼い主様、私たち犬を甘く見ると痛い思いをしますよ」と言わんばかりに暴走行為を繰り返すのです。それでもやっぱり夏は可愛く、夜は一緒に寝ています。
散歩も、最低でも1日2回、それぞれ1時間前後連れていくことにしています。夏はいつも大好きなボールを持って、近くの松原を散歩しています。
ずいぶん前にこのコーナーに投稿した方が、たしか書いていらっしゃいました。「幼年期にたっぷり運動した犬が長生きする」と。
そのことを、桃を十分かまってやれなかった反省も込めて、実践しています。
(吉村和義さん 佐賀県/64歳/書店主)
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2018/10/04 10:52