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週刊朝日

“天才囲碁少女”仲邑菫 母親も驚くほどの「気の強さ」
“天才囲碁少女”仲邑菫 母親も驚くほどの「気の強さ」 囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむらすみれ)初段(10)が8月5日、名古屋市でプロ公式戦3戦目となる、第23期ドコモ杯女流棋聖戦の予選で、金賢貞(キムヒョンジョン)四段(40)に挑み、中押し勝ちした。2連勝の仲邑初段は9月末以降の本戦出場を決めたが、会見は相変わらず寡黙で「頑張ります」とだけ話した。
今度は桂小文枝が交通事故  謹慎から復帰も吉本と確認書を交わした芸人はまだ一部 
今度は桂小文枝が交通事故 謹慎から復帰も吉本と確認書を交わした芸人はまだ一部  反社会的勢力が関わる“闇営業”問題をきっかけに騒動が続く吉本興業。今度は四代桂小文枝(68)が交通事故を起こし相手方の女性が入院していたことを、8月19日に発表した。この日は闇営業問題で謹慎していた所属芸人11人の復帰日で、法令順守などを話し合う経営アドバイザリー委員会も開かれた。吉本としては信頼回復をアピールしたかっただけに、なんともタイミングの悪い発表となった。

この人と一緒に考える

小泉進次郎が滝クリと“おもてなし”で初入閣?「稲田朋美、後藤田正純の二の舞」と危惧も
小泉進次郎が滝クリと“おもてなし”で初入閣?「稲田朋美、後藤田正純の二の舞」と危惧も 夏休み中の安倍晋三首相は9月に行われる内閣改造・自民党役員人事について検討に入った。今回の人事でも菅義偉官房長官と麻生太郎副総理兼財務相は続投する見通しだが、その他の閣僚人事は「大幅交代になる」(自民党幹部)見通しだという。
“悪徳”葬儀社の裏側! ネット系、互助会系それぞれの特徴
“悪徳”葬儀社の裏側! ネット系、互助会系それぞれの特徴 誰もが一度は付き合うことになる葬儀屋。しかし、なんだか近寄り難い雰囲気もある。中には法外な料金を吹っ掛けるあくどい葬儀屋もあるという。格安葬儀の落とし穴は? 病院との癒着は? お寺との関係は? ジャーナリストの田茂井治氏が絶対匿名を条件に、HPやお寺を介して葬儀を請け負うネット葬儀社のA氏、業界歴20~30年のベテランスタッフ数人で、社葬などの大規模な葬儀も請け負うB氏、互助会系を経て独立したC氏ら葬儀屋社長3人から聞いた。

特集special feature

    高岡商をファインプレーで引っ張った2年生、藤井康平  履正社に屈するも球場中から拍手
    高岡商をファインプレーで引っ張った2年生、藤井康平 履正社に屈するも球場中から拍手 履正社(大阪)の強打に屈した高岡商(富山)に、ファインプレーで球場を沸かせた2年生がいた。16日の第101回全国高校野球選手権大会3回戦。左翼手・藤井康平(2年)が、守備でチームを鼓舞し続けた。  高岡商のエース・荒井大地が履正社打線につかまったのは、三回裏だった。2番打者から始まる攻撃で、5番の中前適時打で1点、7番の右中間への適時三塁打で2点を失う。  なおも2死三塁。8番がすくい上げた打球は左翼へ。長打を警戒していた藤井は右前方へ猛ダッシュすると、体勢を崩しながらもグラブを下向きに差し出して好捕した。  思わず頭から1回転するファインプレー。履正社応援団で埋め尽くされた三塁側アルプススタンドも含め、球場中から拍手が送られた。  三塁手の井林泰雅は言う。 「ピッチャーの荒井も苦しい中でがんばっていた。全員でアウトとりにいった結果、ああいう形になったんじゃないかなと思います」  直後、その藤井が今度は5番打者として貢献する。2番・井林が四球で出塁すると、単打と中飛で1死一、三塁。打席に立った藤井が3球目を強振すると、打球は右翼深めの犠飛に。1点が入った。  直後に2点を取られて突き放されたが、再び六回1死一、三塁の好機で藤井が打席へ。今度は中堅深くへの犠飛で、またも1点を挙げた。 「後ろにつなぐことだけ考えてました。ベルトより下に来た球をしっかり振ろうという意識で打席に立ちました」  それでも苦しい展開は続いた。その裏、相手4番に2点本塁打を浴びた。2番手・松代賢がマウンドに上がった七回は、左飛と三振でテンポ良く2死奪った後に3与四死球。ここでも4番に左前適時打を許す。  なおも続く2死一、二塁の窮地を救ったのは、またも藤井だった。 「抜けるかなと思ったんですけど、打球がスライスして自分のほうに向かってくる感じだったので、飛び込んだら行けるなと思いました」  5番が打ち返した左中間への大飛球を背走で追い、ダイビングキャッチ。再び球場を沸かせた。藤井はこう振り返る。 「2アウトだから捕ったら終わり。チーム全体で、攻撃だけじゃなく守備でも攻めていこう、と日々練習してきました」  浜風やその逆方向の風で、幾多のチームが悩まされる甲子園の外野守備についても、こう言う。 「楽しくて無我夢中に集中できて、とてもやりやすい場所でした」  5番を打つ藤井の前の4人は、昨夏も先発で甲子園を経験した3年生。 「チャンスで回ってくるのはわかっていた。もともと勝負強さには自信がありますが、さらにその勝負強さを高めようと日々練習してきました」  富山大会では1~3回戦の3試合で4安打2打点の活躍を見せた。準々決勝以降は無安打と苦しんだが、甲子園で復調し、1、2回戦はそれぞれ1安打。この日の履正社戦を含むチーム14点のうち6点は藤井の打点だ。 「2年連続3回戦で負けてしまった。来年また戻ってきて、次こそ3回戦を突破して、日本一をめざしてがんばってほしい」(井林) 「人一倍気持ちの強い選手で、人一倍練習してきた選手。本当に彼にはよく助けられた。次はチームの中心選手。(去年の甲子園を経験した)僕たちは去年の敗戦で強くなった。大きくなって強くなって戻ってきてほしい」(森田主将)  藤井とともに、2年で二塁手の鈴木颯馬と1年で遊撃手の石黒和弥も、大舞台を経験した。 「先輩たちに引っ張られてばかりだったけど、とても楽しかったし、自分の力をしっかり出せた。来年はもっと大きな選手になって帰ってきたい」(藤井)  TAKASHOの挑戦のバトンは、藤井たち下級生に引き継がれた。(本誌・緒方麦) ※週刊朝日オンライン限定記事

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