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中瀬ゆかり

中瀬ゆかり

(なかせ・ゆかり)

プロフィール

和歌山県出身。「新潮」編集部、「新潮45」編集長等を経て、2011年4月より出版部部長。「5時に夢中!」(TOKYO MX)、「とくダネ!」(フジテレビ)、「垣花正 あなたとハッピー!」(ニッポン放送)などに出演中。編集者として、白洲正子、野坂昭如、北杜夫、林真理子、群ようこなどの人気作家を担当。彼らのエッセイに「ペコちゃん」「魔性の女A子」などの名前で登場する名物編集長。最愛の伴侶、 作家の白川道が2015年4月に死去。ボツイチに。

中瀬ゆかりの記事一覧

中瀬ゆかり「合コンの鉄則“ビューティアクセント”の先駆者はジャニー喜多川さん?」
中瀬ゆかり「合コンの鉄則“ビューティアクセント”の先駆者はジャニー喜多川さん?」 人生初のお見合い話がきた。釣書を見る限りではお相手はかなりの高スペックの男性だ――ふとうつむいて、自らの胸元に目をやった。そこには、トウチャンを湘南の海に散骨した際、少しだけ残したお骨の粉末が内臓されたペンダントが光っている。肌身離さずつけている究極の未亡人アイテムで、口さがない友人からは「それって超非モテグッズじゃん。男はドン引きで誰も寄りつかないよ」などと言われているのだが、一周忌を過ぎてずいぶんたったのに、どうしても外すことが出来ない。「そうだよな。死んだ旦那の骨がそばで揺れているなんて、こんな乳、誰が揉むんじゃ」。
中瀬ゆかり「ボツイチに勇気を与えた猪瀬直樹&蜷川有紀、年齢128歳カップルの熱愛」
中瀬ゆかり「ボツイチに勇気を与えた猪瀬直樹&蜷川有紀、年齢128歳カップルの熱愛」 私がちょうど新しい恋を探そうと奮起しはじめた時に猪瀬直樹元都知事と女優で画家の蜷川有紀さんの熱愛発覚記事が週刊誌に出た。私と同じボツイチの猪瀬さんがこんな美女と!と興奮し、記事をむさぼり読んだ。そして直後にある会合でお2人と遭遇したので、すぐさま駆け寄って祝福させていただいたのも、同じボツイチ同士、心から熟年カップルを祝福したかったからだ。先月、二人合わせて128歳という婚約会見も開かれていたが、猪瀬さんは亡くなられた奥様(同志のような素晴らしい伴侶だったと聞いている)と同じ誕生日と血液型を持つ蜷川さんと運命的にめぐり合い、再び熱烈な恋に落ちたということで、これは偶然と呼ぶにはあまりにも不思議な符号。運命の導きを感じたのは想像に難くない。猪瀬さんの熱愛発覚記事は、もう誰も愛せないかも、などと弱っていた私には朗報だった。
中瀬ゆかり「ジャバザハット感満載のあたしが奮い起す幸せになる勇気」
中瀬ゆかり「ジャバザハット感満載のあたしが奮い起す幸せになる勇気」 「生涯未婚率」(生涯独身率)。これは50歳時点で一度も結婚したことがない人間の割合をいう。1950年時点では男性1.5%、女性1.4%だったのに対し、最新データでは、男性は23.4%、つまり4人に1人が、そして女性は14.1%、つまり7人に1人が未婚だという、非婚時代。この割合は今後さらに高くなるとみられている。私は20代で一度結婚離婚を経験しているので、未婚率にはあてはまらないが、トウチャンとは18年間事実婚だったし、気持ちの上ではこの数字はぶっ刺さるのである。ちなみに50から54歳の女性の初婚率は0.3%、再婚率は1.58%というデータもある。私の年代では独身者の100人に2人弱しか初婚も再婚もしないということだ。もちろん年齢が上がれば、この数字はもっと低くなる。結婚するかどうかはともかく、50代からの人生を再び一緒に歩めるパートナーがほしい、と思い始めた身にはなかなかシビアな現実である。私はまず、自分のスペックを客観的に点検してみることにした。
中瀬ゆかり「3度も死にかけた中村うさぎさんに教わったこと」
中瀬ゆかり「3度も死にかけた中村うさぎさんに教わったこと」 50歳で、パートナーである作家・白川道こと「トウチャン」に突然先立たれ、ボツイチになった私。自宅から救急車で運ばれて病院で臨終宣告を受けたのだが、駆けつけた人々にどう連絡したのか、その日どうやって家に帰ったのか、いつ眠ったのか、などの記憶全体にモヤがかかっている。「人は見たいものだけを見て、聞きたいことだけを聞く」という言葉があるが、まさにそうで、私はこの日から、白川の不在を見ないように考えないように、心の目と耳を閉ざしたまま日々を消化していくことだけに腐心していくことになる。
中瀬ゆかり「家に泥棒を飼っていると西原理恵子に言われてもトウチャンを愛した理由」
中瀬ゆかり「家に泥棒を飼っていると西原理恵子に言われてもトウチャンを愛した理由」 バツイチならぬボツイチ……という単語を最近よく目にする。配偶者に死別した人間をそう呼ぶのだそうな。そういえばいま話題の芥川賞受賞作で若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」も、74歳のボツイチ女性・桃子さんの語り口が話題になり50万部を超えている。著者の若竹さん(63歳)も実際、9年前、50代半ばでご主人を喪くされ、49日を過ぎた時に息子さんの提案で小説講座に通い始めたという。
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