「偏っていますが、何か?」ヘイトスピーチ取材での新聞記者の闘い方
dot.コロナ禍でも続くヘイト行動。その現場で闘う、記者の在り方とは――。 保守系論壇やネット言論から「偏っている」と批判される「琉球新報」「沖縄タイムス」の記者たちを、ジャーナリスト・安田浩一は『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日文庫)で徹底的に取材した。 フェイクやヘイトが溢れる時代のなか...
コロナ禍でも続くヘイト行動。その現場で闘う、記者の在り方とは――。 保守系論壇やネット言論から「偏っている」と批判される「琉球新報」「沖縄タイムス」の記者たちを、ジャーナリスト・安田浩一は『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日文庫)で徹底的に取材した。 フェイクやヘイトが溢れる時代のなか...
青い空と海、南国のリゾート、島の素朴な人々。そんなイメージに反して、沖縄にはまったく別の顔がある! 沖縄県の県民所得は全国最下位。賃金は全国の最低水準。貧困率は全国平均の2倍。それはいったいなぜなのか。樋口耕太郎『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』は島の知られざる実情を綴ったショッキングなレポ...
沖縄の女児が3人の米軍人に暴行された1995年9月の「少女暴行事件」。事件の衝撃は県民の怒りに火をつけ、日米安保体制を足元から揺るがした。あれから25年。浮き彫りになった課題は置き去りにされたままだ。AERA 2020年9月7日号で掲載された記事から。* * * 1995年10月21日。沖縄...
昨年末、沖縄の東村・高江の集落を囲むように造られた「米軍ヘリパッド」建設に際し、政府高官が日本の民間企業に建設協力を打診し、便宜供与を匂わせていたことが明らかとなった。企業側の内部メモから浮かび上がってきたのは、徹底的に民意をないがしろにする政権の姿だ。内部メモの存在をスクープした沖縄タイムスの阿...
直木賞受賞作『宝島』では史実を交え、米国統治下の沖縄を描いた。作家の真藤順丈さんは、2月の県民投票で示された民意を受け、さらに風を吹かせたいと意気込む。* * * 初めて訪れた沖縄で、米軍嘉手納基地(嘉手納町など)の大きさに度肝を抜かれた。「こんなにデケエんだ」 作家の真藤順丈さん(41)は振...
宮古島への陸上自衛隊配備が3月中に始まる。だが島が軍事要塞化していくことへの島民の懸念は消えない。* * *「3月2日、平良港に100台ほどの陸上自衛隊車両と50人ほどの隊員を乗せた船が入ってきました。いよいよ来たかという感じです」 宮古島への陸自配備に反対する市民で作る「ミサイル基地いらない...
玉城デニー沖縄県知事がアエラの単独インタビューで、「辺野古見直し」に向けた展望を明らかにした。県民投票で7割が「反対」という結果を受けてなお辺野古沖の埋め立てを続ける政府に対し、玉城知事は1日に安倍晋三首相との面談で提案した新たな協議機関「SACO with沖縄」(SACWO)設置をどう実現し、計...
沖縄県の玉城デニー知事が27日、アエラの単独インタビューに応じた。名護市辺野古沿岸埋め立ての是非を問う県民投票で、7割を超える「反対」の民意が示されたことを受け、日米両政府と沖縄による新たな協議機関を設置するよう政府に求める考えを明らかにした。玉城知事は3月1日、安倍晋三首相と面談し、直接提案する...
米軍普天間飛行場移設による辺野古埋め立てに7割以上が「反対」という結果になった沖縄県民投票。翌朝25日のワイドショーで、お笑い芸人のカンニング竹山さんが感じた違和感とは?* * * 県民投票前に、AbemaTVの番組で沖縄の米軍基地問題について取り上げたことがあって、自分だったらどうするかって...
沖縄県名護市の辺野古新基地建設に伴う埋め立ての是非を問う沖縄県民投票が2月24日に迫る。「反対」が多数に上るのは必至の情勢だが、政府は投票結果にかかわらず工事を進める方針だ。しかし実際には、法的にも技術的にも政治的にも難題が山積している。政府のごり押し路線は「勝算なき暴走」といえそうだ。「国が『や...