鳥を見習え!? 人間パパの育児レベルはどれほど低いのか (3/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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鳥を見習え!? 人間パパの育児レベルはどれほど低いのか

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「パパの育児レベル低すぎ~!」と泣かれてしまうかも!?

「パパの育児レベル低すぎ~!」と泣かれてしまうかも!?

 なるほど、「ママ友」とは単にダンナの愚痴をこぼし合う仲間ではなく、真に育児を助け合う大事な同志というわけか。

「ただしヒトの子育ては、チンパンジーよりもずっと過酷。それはヒトが直立二足歩行をするから。直立したために産道が曲がって狭くなり、出産が非常にハードになりました。骨盤も狭くなったので、赤ちゃんは他の動物に例を見ないほど、未熟な状態で生まれてきます(生理的早産)。チンパンジーの子どもは、生まれてすぐお母さんにしがみつけますが、ヒトの子どもはそれすらできない」

 立って歩けるようになったのが、子育てが大変になった理由とは!

■子と妻を外的から守れ!

「ですからヒトのお母さんは出産直後、子どもにかかりきりになり、自分の食料を入手する暇すらありません。

 そこでパパの出番です! 子と妻を外敵(姑など心理的ストレス)から守り、2人の食べ物を調達する(買い物や食事の準備など)。これがまずヒトの父親が子育てで死守すべき最低ラインというわけですね」

 妻の育児の過酷さを再認識した今、最低ラインの死守では足らぬ。鳥類や恐竜を見習って、妻と同等に育児がこなせるイクメンに進化したいものじゃ。

長谷川寿一(はせがわ・としかず)
1952年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻生命環境科学系認知行動科学研究室教授。最新の進化生物学の知識をもとに哺乳類や鳥類などの観察を行うことにより、人間の行動や心理を解明する研究を行っている

※AERA with Baby 2015年10月号より抜粋


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