キム・マンリ/身体表現芸術家。ポリオ後遺症により首から下が弛緩性麻痺の重度障碍者。身体障碍者による身体表現を先端的芸術として発信する集団「態変」主宰者。2016年社会デザイン賞優秀賞受賞。22年大阪市市民表彰・文化功労部門受賞(撮影/MIKIKO)
『生きることのはじまり』(1980円〈税込み〉/人々舎)障碍者だけのパフォーマンス集団「態変」を主宰する金滿里さんが自ら綴った半生記。「舞台では座長としての背負い方がありますが、この本は個に近く、私から出て私にしか書けないもの」。新装復刻本では寄稿とあとがきが加わった。チャーミングで重厚な造本に心つかまれ、その壮絶な半生で得た深い気づきが生きる力となって読む人に向けられる。傍にあると嬉しく、心強い一冊だ