西関脇(6位):石川昂弥(東邦→2019年中日1位)

下級生の頃から右の強打者として注目を集め、3年春には投手としても活躍して選抜高校野球で優勝。決勝戦では2本のホームランを放った。更に評価を上げたのは夏以降。U18W杯では全試合で4番を務め、木製バットでも見事な打撃を見せた。ドラフト会議前に1位指名を公表していたのは中日だけだったが、最終的にはオリックスソフトバンクも指名し、この年の野手では一番人気となった。

東関脇(5位):小園海斗(報徳学園→2018年広島1位)

入学直後からショートのレギュラーを勝ち取ると、2年春に出場した甲子園でも4試合で打率5割、ホームラン1本と大活躍を見せた。その後も順調に成長を続け、3年夏の甲子園でも初戦で3本のツーベースを放っている。まさに三拍子揃ったショートとしてプロからも高い評価を受け、2018年のドラフト会議では4球団が競合した。

西大関(4位):高橋周平(東海大甲府→2011年中日1位)

入学直後から大器と評判で、1年夏から4番として活躍。その後もホームランを量産し、最終的には高校通算71本までその数字を残した。高校3年間で一度も甲子園に出場することはできなかったが、それでも3年時には高校日本代表に選出されている。2011年のドラフトでは藤岡貴裕、菅野智之、野村祐輔の大学生投手ビッグ3がいたにもかかわらず、3球団から1位指名を受けて中日が抽選を引き当てた。

東大関(3位):根尾昂(大阪桐蔭→2018年中日1位)

中学時代から146キロを投げる投手として注目され、大阪桐蔭進学後は下級生の頃は外野手、2年秋からはショートを守りながら度々マウンドにも上がった。2年時には打撃の粗さが目立ったが、最終学年で大きく成長。3年夏の甲子園では3本のホームランを放った。抜群の運動能力と野球センスが高く評価され、4球団が1位指名した。

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