飼いの「好きな食べ物」について聞くと、「魚・刺し身」(28票)、「鶏肉・ささみ」(24票)といった天然素材を抑えて断トツ1位だったのが、いなばペットフードのキャットフード「CIAO ちゅ~る」(61票)。テレビCMも有名だが、実力は本物のようだ。中には、<マグロの刺し身、特に大トロ>という舌の肥えた猫や、<納豆(味付けなし)><みたらし団子>と、“珍味”な猫もいた。

「猫の食欲がない時は、ドライフードなどにちょっとかつお節をまぶして与えるのもよいですよ」(同)

「猫と暮らして良かったと思った瞬間」という質問には、様々な回答が寄せられた(24ページの表)。今年リタイアし、夫婦2人で東京から伊豆に移住したという60代の回答者からは、

<猫のことでとにかく会話が増え、2人で考える機会も増え、愛情表現も素直になった気がする>

 との声が。ほかにも、

<家族の会話が増える。猫はかすがい>

 などと、家族のコミュニケーションに一役買っている猫たちの姿が浮かび上がってきた。一方で、一人暮らしなどで時に孤独を感じる環境にいる読者からは、こんな回答が。

<一人暮らしなので生きる糧になる。一心同体で、猫が元気だと私も元気。私の顔色をいつもうかがっていて、猫がこんなに素晴らしい動物とは、飼うまで知らなかった>

<去年離婚して子供も独立し、一日中誰とも話さない日がありましたが、それがなくなりました>

 猫が孤独を癒やしてくれるという声は多かった。さらに、猫のありがたみを感じるこんな回答も。

<息子が拾った猫を受験勉強の合間に膝の上で撫でて、精神的に安定していた>

(本誌・岩下明日香)

週刊朝日  2020年12月18日号より抜粋

>>【続き:猫の平均寿命は15歳、猫が死ぬまで這ってでも死ねない… 後見人には餌代を持参金で】はこちらから

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