助け合いの心は大切(写真/GettyImages)
助け合いの心は大切(写真/GettyImages)
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杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』『「うつ」と上手につきあう本 少しずつ、ゆっくりと元気になるヒント』など。ツイッターのアカウントは@suginat
杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』『「うつ」と上手につきあう本 少しずつ、ゆっくりと元気になるヒント』など。ツイッターのアカウントは@suginat

 うつ病を克服し、偏差値29から東大に合格した杉山奈津子さんも、今や小学生の男の子の母。日々子育てに奮闘する中で見えてきた“なっちゃん流教育論”をお届けします。

 杉山さん自身が心理カウンセラーとして学んできた学術的根拠も交えつつ語る『東大ママのラク&サボでも「できる子」になる育児法』も絶賛発売中です。ぜひご覧ください。

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 育児は、非常に大変なことであると同時に、非常に孤独な作業でもあります。

 ですから、体も心も疲れてしまったときのために、誰か頼れる人をつくっておくことは、なかなか大切なことだったりします。それは、親族でもいいし、親族に頼れなければ、自治体や民間のサポートサービスを利用するのもいいでしょう。

■助け合いサービスのおかげで、可能性が広がった

 私が、息子が1歳だったころから利用している育児のお助けサービスがあります。「AsMama(アズママ)」といい、息子が7歳に成長した今でも、ずっとお世話になっています。
 
 近くに住む人に、保育園のお迎えや育児を手伝ってもらえる点、万が一ケガをした場合は保険が適用されるあたりは、自治体による「ファミリー・サポート・センター事業」(ファミサポ)と似ています。

 異なる箇所といえば、「助けてくれる相手の探し方」でしょうか。

 ファミサポは、困っていることや頼みたいことを事前にセンターのアドバイザーに相談し、アドバイザーがそれに合ったサポーターを見つけて紹介してくれるという、いうなればお見合いのようなシステム。

 これに対し、アズママは自分から直接、頼みたいサポーターに連絡できるというシステムをとっています。アプリからヘルプを出してすぐにお願いができ、かなりスピーディーな対応をしてもらえるのが助かります。
 
 アズママは、地域に住む知り合い同士で頼り合おうという、助け合いの仕組みを全国でつくろうとしているとのこと。

 普通に登録している人たちのほかにも、託児研修や訓練を受講したアズママ認定のママサポータ-という人たちがいて、とても気軽に、安心して相談できるようになっています。

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