ストレートにお勧めはバックランジ。立つ姿勢から片足を後ろに引き、しゃがむ。20回を3セット。「ストレートは上半身を支えるために、前ももが張りやすい。反り腰になっている人が多く、骨盤の中にあるインナーマッスルの腸腰筋が使えていません」(渡邊さん)

「ウェーブは筋肉が少ない傾向にあり、肌はふわふわした質感。締まりがないともいえます。筋トレで引き締めるとメリハリがつきます」(同)。筋肉が外側に張り出しやすいともいい、「足の付け根にある大転子(だいてんし)が広がり、その影響でお尻が大きく見えます。お尻を鍛えるメニューがいいでしょう」(同)

 おすすめはクラムシェル。横向きに床に寝て、ひざを上に開いていく。お尻の奥のインナーマッスルを鍛えるのがポイント。30回を3セット。大転子のハリ、O脚の改善にも効果がある。内ももを鍛えるワイドスクワットもいい。

「ウェーブとストレートはマイナスを補うトレーニングを勧めましたが、ナチュラルはプラスするトレーニングがいいでしょう。バランスがよく、筋肉が平たくつくので、自分で理想の形を作りましょう」(同)

 自分の体質を頭に入れて筋トレをしてみよう。(ライター・井上有紀子)

AERA 2021年8月30日号より抜粋

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