AERA 2021年8月30日号より
AERA 2021年8月30日号より
二神弓子(ふたかみ・ゆみこ)/1972年生まれ。アイシービー社長。骨格診断アナリスト協会代表理事。「AI骨格診断サービス」を共同開発(写真:本人提供)
二神弓子(ふたかみ・ゆみこ)/1972年生まれ。アイシービー社長。骨格診断アナリスト協会代表理事。「AI骨格診断サービス」を共同開発(写真:本人提供)
渡邊優太(わたなべ・ゆうた)/1996年生まれ。女性専用パーソナルジムOUTLINE船橋店、千葉店のオーナー。骨格診断アナリスト(写真:本人提供)
渡邊優太(わたなべ・ゆうた)/1996年生まれ。女性専用パーソナルジムOUTLINE船橋店、千葉店のオーナー。骨格診断アナリスト(写真:本人提供)

 効率的に痩せたいなら、自分の骨格や筋肉の付き方を把握し、相性の良いトレーニングを実践することが近道だ。AERA 2021年8月30日号では、専門家がレクチャーする。

【イラスト解説】1日15分でOK! 専門家おすすめ「家でできる効果的な筋トレ4種目」はこちら

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 自分の体質を知り、オーダーメイドの筋トレができないか。ファッション誌で話題の「骨格診断」が参考になりそうだ。

 生まれながらに骨の発達や筋肉の付き方が違うという考え方で、(1)ストレート(2)ウェーブ(3)ナチュラルの3タイプある。イメージコンサルタント二神弓子さん(49)が、10年かけて1万人の体を服の上から見たり触ったりして確立した。男女差はない。

「触ったとき、肌に肉が詰まったようなむちっとした弾力がある人もいれば、柔らかい人もいました。胸の位置や骨のがっしりさも違います。ボディーメイクやダイエットが目的なら、自分はどこが太りやすいか、どの筋肉が大きくなりやすいかチェックしては」(二神さん)

 ストレートは重心が高く、上半身に厚みがあり立体的。二の腕など胸より上、下半身は太ももが太くなりやすい。「太って見えやすいこともありますが、ひざ下はスラッと細い。肌はむちっとして筋肉質です」(同)

 ウェーブはストレートと反対で、重心が低く、おなかまわりに筋肉や脂肪がつきやすく、二の腕は太くなりにくい。足も太ももは細いが、ふくらはぎはそれほど細くない。「筋肉がつきにくいうえに落ちやすいといわれます。細く引き締まった筋肉がつくタイプで、ジャニーズやEXILE系の細マッチョはウェーブが多いと思います」(同)

 ナチュラルはその中間。筋肉も脂肪も広範囲について偏りがない。骨もしっかりしている。

 パーソナルトレーナーの渡邊優太さん(24)は骨格診断を参考にしている。「タイプによって普段は力が抜けている筋肉を鍛えなおすといいと思います」

 それぞれのトレーニングのポイントを教えてもらった。いずれも強度はそれほど高くないので、早く効果を得たければ毎日行ってもいいという。

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