元日本代表のFW岡崎慎司がスペイン2部のカルタヘナに移籍した。加入したばかりだが、今月12日のレアル・オビエダ戦で後半24分に途中出場。デビュー戦でゴールこそならなかったが、経験豊富な点取り屋にチームの期待は大きい。

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 岡崎は19年シーズン途中に加入したスペイン2部のウエスカで12得点をマーク。チーム得点王に輝き、スペイン2部優勝と1部昇格に大きく貢献した。昨季はスペイン1部でプレー。25試合に出場1得点を記録したが、チームは2部に降格して退団が決まった。

 欧州からJリーグへの「出戻り」という選択肢もあった。7月にマルセイユ(フランス)を退団した日本代表のDF長友佑都は10年以来11年ぶりにFC東京に復帰。FW大迫勇也はブレーメン(ドイツ)から神戸、FW武藤嘉紀もニューカッスル(イングランド)から神戸、酒井宏樹はマルセイユから浦和、乾貴士はエイバル(スペイン)からセレッソ大阪、宮市亮はザンクトパウリ(ドイツ)から横浜F・マリノス、安西幸輝はポルティモネンセ(ポルトガル)から鹿島に移籍した。

  だが、岡崎はJリーグに戻らなかった。決断した道はスペイン2部への移籍。スポーツ紙記者はこう評価する。

「スペイン2部は決してレベルが低くありません。技術に優れた選手がそろい、若手の有望株や各国の代表クラスの選手がそろっています。日本代表のMF柴崎岳も2部でプレーしています。岡崎はガムシャラで泥臭いプレーがフォーカスされますが、技術も向上している。そうでなければ、ここまで長く海外のトップレベルでプレーできません」

 ドイツ・ブンテスリーガでは5シーズンで計37得点をマーク。イングランドのプレミアリーグのレスターに所属していた16年にクラブ創設132年目で初のプレミアリーグ優勝を達成した。日本代表としてもW杯に3度出場し、国際Aマッチ119試合出場で歴代3位の50得点をマーク。35歳になった現在も体のキレは健在で、裏への飛び出し、シュート技術に磨きをかけ、前線からの献身的なチェイシングで守備能力も高い。

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岡崎待望論が起こる理由