そんな、岡崎に対してSNS上では日本代表への復帰を望む声が多い。その理由は、カタールW杯アジア最終予選で日本代表が苦戦しているからだ。初戦のオマーン代表戦で終了間際に決勝点を献上して0-1でまさかの敗戦。中国代表とカタール・ドーハで対戦した2戦目は、前半40分に右サイドを突破したMF伊東純也のクロスに反応したFW大迫勇也がゴールを決め、1―0で初勝利を挙げたが、試合内容には不安が残った。前線でボールが収まらず、外からのクロスの精度も低い。攻撃の引き出しが少ないため、相手が守備を固めると好機を作ることにさえ苦労しているのが現状だ。
「FW古橋亨梧、伊東純也、MF久保建英と攻撃陣でタレントはそろっているのですが、攻撃が単発で手詰まり感がある。岡崎は自分で得点を取るだけでなく、周りを生かすプレーが巧い。ポストプレーもきっちりやるし、何より今の日本代表に欠けている得点への執念を感じさせる選手です。岡崎本人も来年のカタールW杯出場をあきらめていないでしょう。起爆剤として招集してほしい思いはあります」(サッカー雑誌の編集社)
日本代表でW杯に4度出場した選手はGK川口能活、GK楢崎正剛のみ。フィールドプレーヤーでは一人もいない。岡崎は史上初の快挙を達成できるか。日本代表で起用する価値は十分にある。(梅宮昌宗)