イラスト:唐橋充
イラスト:唐橋充

「はたらく細胞」は、身体の中の組織や菌を擬人化して、外部から進入するウイルスなんかと戦う様子を描く、面白くてためになるアニメだ。

 うちの子は特に、白血球の男子が声を張り上げて言う「ぐわあああああ!」「ううう」「ギエーーー!」などなどの「擬音」が好きで、同じところを何度も観たがる。

 ここまでのことを整理すると、忍者が登場して、面白い擬音を多用しながら妖怪と戦うストーリーになる。なかなかハイカロリーな演劇だ。

 エルサのようなプリンセスも登場させるべきだろう。

 歌や踊りも必要だ。

 それから、何かイベントを絡めるべきか。

 たとえば誰かの誕生日。もしくはクリスマス。となるとサンタクロースも登場するのか?

 セットは忍者屋敷のようにいくつもからくりを仕込んで。

 プリンセスとサンタクロースと忍者と妖怪をどう絡めるかが問題だ。

 クリスマスパーティーをお城で開催したプリンセス。みんなでパーティーを楽しんでいると、突然、妖怪が現れてみんなカブトムシにされてしまう。

 それを知ったサンタクロースは忍者に助けを求める。そしてサンタクロースと忍者は力を合わせて妖怪と戦う。

 カオス!

 劇場という空間で、セットや音楽、照明という魔法を使って、こどもたちが没入できる、ワクワク、ハラハラ、大笑いするお話を作りたい。

「忍者~うしろ!うしろ!」

 と子供たちに叫ばせたい。

 叶えられたらいいな。

■水野美紀(みずのみき)
俳優。ドラマ・映画・舞台で活躍中。<出演情報>Amazonプライムビデオ「ザ・マスクド・シンガー」が配信中。作・演出・出演した舞台『2つの「ヒ」キゲキ』のDVDの予約を10/31まで受付中(https://2hikigeki.official.ec)。レギュラー番組は、フジテレビ系バラエティ「突然ですが占ってもいいですか?」毎週水曜22:00~、読売テレビ「水野美紀の映画生活(シネマライフ)」毎週金曜22:54~<関西ローカル> http://www.ytv.co.jp/cinemalife/

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水野美紀

水野美紀

水野美紀(みずの・みき)1974年、三重県出身。女優。1987年にデビュー。以後、フジテレビ系ドラマ・映画『踊る大捜査線』シリーズをはじめ、映画、テレビドラマ、CMなど、数多くの作品に出演。最近では、舞台やエッセイの執筆を手掛けるなど、活動の幅を広げている。2016年に結婚、2017年に第一子の出産を発表した

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