「子どもがなかなか勉強しない」と悩む親は多い
「子どもがなかなか勉強しない」と悩む親は多い
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 先日、子どもの勉強に関して親向けの講演を行いました。

 そのときの質問で最も多かったのは、「子どもがなかなか勉強しない、勉強しろと言ってもやらない。どうしたらいいのか?」という悩み。

 親ならきっと誰しもがぶつかるであろう問題ですが……実はこの解決法の鍵を握っているのは、「環境」ではないかと思います。

■まわりの人と同じように行動していないと不安に感じる

 人間には、まわりの人と同じように行動していないと不安に感じる、という本能があります。

 たとえば学校に好きな服を着て登校してもいいと言われたとき、もし自分だけがジャージで、ほかの生徒全員が制服を着ていたら、まったく問題はないはずなのに、かなり居心地悪く感じると思いませんか?

 それと同じことが勉強でもいえると思うのです。

 周囲の人間が集中し、真剣に勉強をしている環境の中にいると、一人だけ何もせず遊んでいるということが居心地悪くなります。その環境では、逆に遊んでいるほうが難しくなる、というわけです。

 あなたの子どもが通っている学校には、「勉強しよう」という空気がありますか。あれば、きっとあなたの子どもも自然と勉強するようになるでしょう。

 もし、「勉強しよう」という空気がなかったとしても、それは学年が低いからかもしれません。低学年のうちはそうした空気がなかったとしても、受験の頃になれば出てくるような学校であれば、子どもも学年が進めば勉強するようになるのではないでしょうか。

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