チーズ蒸しケーキ(撮影/文田信基)
チーズ蒸しケーキ(撮影/文田信基)

「ソースもポイントです。最初はシェイク・シャックに使われている材料をすべて入れ忠実に再現したのですが、ビーフパティの味が目立つので、材料を大幅に削減しても遜色ないことがわかりました」

 シェイク・シャックではポテト配合の甘めのバンズを使用。日本ではなかなか手に入らないので、ロールパンで代用した。少し手間はかかるが、ロールパンはオーブントースターではなく、フライパンで焼くべし。

夏バテ防止のコツ

 デザートに、チーズ蒸しケーキはどうだろう。

「泡立て方が重要」だという。卵白をほぐしたら、50%ほど泡立て、砂糖を半分入れてさらにツノが立つまで泡立てる。最後に残りの砂糖を入れて硬く泡立てる。

 冷蔵庫で冷やしていただくと、上質なチーズケーキのよう。

 野口医学研究所の中西真悠さん(管理栄養士)によると、夏バテ対策で押さえておきたいのは次の5点。

「1日3食食べる。栄養補給でき夏バテしづらい」「香味野菜や香辛料、スパイスを使用したり、酸味のある食材など食欲を刺激する料理を選ぶ」「旬のものを食べる。栄養価が高く、季節ごとに体が欲する成分を豊富に含んでいる」「夏の弱った胃腸を元気にするヌルヌル成分ムチンを含んだ食品を取る」「冷たいものは胃腸の働きを低下させ、食べ物の消化吸収を悪くするため、取りすぎに注意する」。ちなみに、ムチンを豊富に含むのは、オクラ、モロヘイヤ、ヤマイモ、レンコン、サトイモなどだそうだ。

「参鶏湯は、薬膳食材で疲労回復、滋養強壮、食欲不振の解消が期待でき、温かく、胃腸に優しい食品。スープも一緒に取れるので水分補給にもいい。夏バテ対策で特におすすめです」

 今年の残暑は厳しいらしい。出費は賢く抑えて、気分はアガる夏バテ対策レシピで、体をいたわりたい。

<さわけんさんの家計応援&夏バテ解消の神レシピ>

●牛肉のひつまぶし

【材料】国産交雑牛切り落とし、ごはん、鰻のタレ、だし汁、薬味

【作り方】(1)国産牛肉切り落としをさっと炒めて、鰻のタレを絡める。(2)(1)をごはんの上にのせ、ワサビ、ネギを添える。カツオだし、昆布だしの顆粒を適量混ぜて醤油を数滴垂らしただし汁をかけて食べてもいい。

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