日本代表の森保一監督
日本代表の森保一監督
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 サッカー日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)への出場権を獲得するための戦いが続いているが、なかなか盛り上がってこない。代表チームのパフォーマンスに対する批判も多いが、ピッチ外でもネガティブな話題が多い。

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 日本代表は2022年11月に開幕する本大会出場に向けての戦いで苦戦が続いているものの、最終予選B組で2位をキープ。予断を許さない状況は続くが出場圏内を維持している。今月27日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦がホーム(ともに埼玉スタジアム)、3月24日のオーストラリア戦がアウェー、29日のベトナム戦がホーム(埼玉スタジアム)と7大会連続のW杯出場へ向け4試合を残している。

「万全な戦い方ができているわけではないが他国と経験の差は感じる。一進一退の状態が続くだろうが2位以内の確保は難しくはない。埼玉でのサウジアラビア戦で勝てれば安泰と見て間違いないだろう」(フリーのサッカージャーナリスト)

 最終予選はホームでの初戦となった9月2日のオマーン戦に0-1で敗戦。その後、アウェーでの2戦は中国には1-0で勝利したものの、続くサウジアラビアとの戦いに0-1で敗れ、森保一監督の解任論が巻き起こった。しかし、10月12日にホームでのオーストラリア戦に2-1で競り勝つと、ベトナム、オマーンをともにアウェーで1-0で下し、3連勝で巻き返しに成功した。

「日本サッカー協会が最も安堵したはず。本来なら森保監督が更迭されてもおかしくない状況だが任期途中での解任となると違約金も発生する。また新監督を外部から招聘するとなると多額なお金がかかる。東京・文京区のJFAハウス売却検討がされるなど協会は経営難に苦しむ中、このままスムーズにW杯出場して欲しいのが本音です」(大手マネージメント会社関係者)

 コロナ禍でサッカー界も大打撃を受けている。代表戦も観客数制限などが続き協会全体としての売り上げも激減している。2002年の日韓W杯成功など一時期の代表バブルで取得したJFAハウスも手放さざるを得ない状況となっている。

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気になる日本代表への注目の低下