実は編集部もツイートに刺激され挑戦したが、焦がしてしまったことがある。
「玉ねぎの状態に左右される料理でもあります。コツは厚手の鍋を使い、玉ねぎから水分が出る時間を稼ぐこと。焦がしたくないなら、水か白ワインを30ml加えればいい」(さわけんさん)
肉は沸騰後40分ほどで骨からホロリと外れる。煮込み時間1時間でもとろけた玉ねぎは甘い! サワークリームをトッピングしてもいいし、カレーなどへの転戦も可能だ。
ケンタッキーごはんは、皆さんおなじみケンタッキーフライドチキンを米に入れて炊くだけ、という衝撃的なアレンジ料理だ。
「今年はダイソーの『メスティン』人気もあり、キャンプ飯としても注目されたレシピでした」
メスティンとはアウトドアで活躍するアルミ製の飯盒のこと。「100均」のダイソーが20年6月に1合炊きで税込み550円のものを販売し、話題になった。
「フライドチキンからスパイスとダシが出るのでそれだけで味が引き立ちます。チキンは骨付きがおすすめ。パンチが欲しいなら塩を少々加え、食べて残った骨や、こぼれ落ちた衣のカスも入れちゃってください」
■料理は意外と簡単
スパイシーなごはんは白ワインと恐ろしいほど相性がよい。ちなみに、ケンタッキーの公式サイトでも「炊き込みごはん七変化」を紹介している。
冒頭で紹介したやけくそハンバーグについては、ツイートした「ちみをさん」に聞いてみた。
「工程が少なく、作る時間も短いところが受けたのかな。つなぎ入りのふわふわのハンバーグもいいですけど、これは肉々しくておいしい。料理って意外と簡単なんですよ」
さわけんさんが言う。
「挽き肉をこねるとジューシーなハンバーグになり、こねずにそのまま焼くと水分が抜けてカリッと香ばしいワイルドなハンバーグになります」
さわけんさんは、クミンパウダーをプラスしてアメリカ感をアップ。バンズをカリッと焼き、チーズとケチャップを挟めば、もうこれ、「シェイクシャック(ニューヨーク発の激ウマハンバーガー店)」じゃないですか?