シークエンスはやとも(30)は「霊が視える」という特異な能力を持つ芸人だ。もともとは霊感を隠してお笑い活動をしていたが、先輩芸人の勧めでカミングアウト。2020年3月、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)への出演を機に知名度が急上昇し、現在は自身のYouTubeチャンネルの心霊動画も人気を博している。霊視芸人だからこそ知っている、有名芸能人たちの“霊事情”を聞いた。
【写真】「霊感が強い」ことをカミングアウトした清純派女優はこの人
* * *
――「霊が視える芸人」という唯一無二の立ち位置で活躍されています。一体どのように視えるのでしょうか。
僕は「生き霊」と呼んでいるのですが、人の周りに砂粒のような細かい粒が飛んでいるのが見えて、粒の数・大きさ・色などで、周りにどう思われていているのかという状況がだいたい分かります。どんな人から好かれていて、どんな人から恨まれているのかといったことです。浮気相手やストーカーがいるといったように、特殊な人間関係がある人も分かることが多いです。
粒の色は、白かグレーか黒。白色が良い感情で、黒色が恨みのような負の感情です。厳密にいうと、真っ白や真っ黒はほぼなくて、中間色のグレーが多い。好きと嫌いはものすごく近い感情で表裏一体なので、だいたいは中間色になるんです。
――視えている人間関係が外れることもあるのでしょうか。
視ても「浮気」のような文字が浮かび上がるわけではないので、経験則でどんな付き合いがあるのかを予想しています。なので、ずばり当たる時もあれば、ちょっとずれることもあります。それでも、90%ぐらいは当たると思います。
――芸能界の霊事情に傾向のようなものはあるのでしょうか。
芸能界はやはり、才能のある人たちの集まりなのだと感じます。「才能」と言うと、芸人で言うお笑いの才能や、役者さんで言う演技の才能をイメージされると思うのですが、そうではなく、「テレビに出る才能がある人」の集まりです。「テレビ」というフィルターがかかった状態で、人から興味関心を持たれやすい人たちのことです。