「逃げるなんて、全然(違う)、むしろ私にとっては厳しい戦いですよ。これまで(参院比例というのは)経験したとがない戦い。3~4年待っていつもの衆議院小選挙区で、ずーっと地元回ってやっていることより、私にとってはむしろ厳しい選択です。しかし、あえて今、厳しい選択をせざるをえない状況だし、国民もコロナで心も経済的にも困っている人がたくさんいる。力を尽くしたいと思ったんです」

 辻元氏は、次の参議院選挙が日本の別れ道だと言う。

「この危機のさなか、立憲民主党を中心にしたリベラルな勢力というのは大事だと思っていますし、リベラルを強くしたい。それと同時に、私自身、たとえば農村地帯とか地方の過疎化とか、全国の問題をしっかり受け止めて政治をやっていきたい。ただ、地元は大阪ですので、大阪を拠点に全国をまわりたいと思っています」

 再び、辻元節が国会で聞けるようになるか。参院選の戦いはすでに始まっている。(AERAdot.編集部 上田耕司)

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