今年の夏に行なわれる参議院選挙で比例区からの立候補を表明した立憲民主党の辻元清美氏(61)。女性候補者5割を看板に掲げる立憲にとっては、その象徴的な存在でもある。昨年の衆院選落選から気持ちをどのように立て直したのか。AERAdot.は辻元氏に単独インタビューした。
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「もう黙ってられへん」
出馬表明は1月31日。地元の大阪府高槻市での支持者向けの報告会で表明した。その後、立憲の同僚議員の蓮舫参院議員から励まされたという。
「『一緒に頑張ろう、いよいよだね』って、立候補することを励ましてくれましたよ」
蓮舫氏自身は3日、ツイッターに「コロナ禍で変わったからこそ、私や辻元さんは社会を『支える力になりたい』と強く思います」と投稿した。蓮舫氏との関係を尋ねると──。
「すごい親友ですね。一緒にたたかう戦友という感じ」
もちろん、蓮舫氏だけでなく、国会で活躍する仲間の存在が「もう一度」と気持ちを奮い立たせている。
「森裕子参院議員もがんばっているし、阿部知子衆院議員は小児科医で、長年のあいだ専門性をもって厚生労働委員会で活動しています。1年生議員の中では、東京8区から立候補し、(自民党の石原伸晃氏らを破って)当選した吉田はるみさん。八百屋の娘で、元気な方。私も早くそういう人たちと一緒に仕事がしたいです」
辻元氏は昨年10月に行なわれた衆院選で大阪10区から出馬したが、日本維新の会の新人候補に破れ、比例復活もならず、落選した。
落選後はどのような気持ちだったのだろうか。
「落選してすぐは反省モードで、なんて自分はダメなんだろうと 落ち込みました。昨年から党本部の選挙対策委員長が、落選した元議員に一人ずつ、ヒアリングをしていたんですよ。実は私、そのヒアリングを2回、自分で気持ちが定まらないので、ちょっと延期にしてもらっていました」
年明けの1月1日には、昨年の衆院選で、同じ大阪の小選挙区で出馬し、落選した立憲の尾辻かな子元衆院議員と、京都府の天王山の山頂まで登った。