五輪などのスポーツの大きな世界大会において、イケメン選手探しは楽しみのひとつでもある。閉会式を前に東京五輪におけるイケメン選手総括をイケメン評論家である沖直実さんに話を聞いた。
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まず初めに、前回のリオ五輪とも比較して昨今のイケメン選手を取り巻く事情と“イケメン”の選考基準について沖さんはこう述べる。
「コンプライアンスの観点から外見だけで選手を判断したり取り上げたりすることを問われる時代なので、選手のバックボーンを必ず見ています。前回のリオ五輪の時はイケメン選手写真集を出版したり妄想を語ったりしていました(笑)。今回の東京五輪では例えば、馬術中国代表の華天選手は、青少年に向けて公益プロジェクトを立ち上げているとか。空手の西村拳選手は記者会見での対応が素晴らしかったり、子どもたちへの接し方もいい。ただ、私が注目した選手たちの全員が全員、人物像までわかる詳しい資料がないのでわからない部分もあるのですが、できるだけオフの部分とか競技から離れた時の人間性が見えることを探しています」
さて、沖さんが選んだ東京五輪イケメン選手は以下!
◆橋岡優輝(はしおかゆうき・22歳)/陸上・走り幅跳び/「走るダビデ像! 跳んでも、走ってもとにかくクール!」(沖さん)という橋岡選手は、父母共に元陸上選手。父は日本選手権で7度優勝した棒高跳の元日本記録保持者であり、母も走幅跳と三段跳と100メートルハードルの元中学記録保持者。東京五輪では橋岡優輝選手は37年ぶり6位入賞を果たした。その記録もさることながら、SNSでは「アイドルグループにいても推すくらいのビジュアルなのに、走り方も跳び方も記録の出し方もかっこよすぎ」「ジャニーズっぽい。素敵でした」「キスマイの藤ヶ谷君に似ている」「横浜流星と(韓国のボーイズグループ「セブンティーン」の)ミンギュを足して割ったような感じ」との声も数多く上がり、競技が終わった直後は、一時、「橋岡くん」がツイッターのトレンド入りした。