◆華天(馬術中国代表・31歳)/「青少年に騎士道精神を伝える公益プロジェクトら立ち上げる白馬に乗った王子様!」(沖さん)と絶賛する華選手は、中国人の父と英国人の母のロンドン生まれ。乗馬好きの母は華選手を妊娠中、7カ月になっても馬に乗っていたそうで、華選手は4歳から乗馬を始めた。東京五輪の馬術競技(総合馬術)は89年ぶりに日本代表の戸本一真選手が4位に入賞したことが話題になったが、華選手は25位だった。東京五輪での最年長馬術選手は豪州代表のメアリー・ハナ選手の66歳と選手生命の長い競技なので、次のパリ五輪も華選手を心待ちに!
◆アルトゥル・ファン ドーレン(ホッケーベルギー代表・26歳)/17歳で初めてベルギー代表に選出され、2012年、18歳の時にベルギーホッケー協会による「ゴールデンスティック賞」を受賞。前回のリオ五輪では銀メダル、東京五輪では世界ランキング1位の強豪・オーストラリアと決勝戦へ。60分では決着がつかず、サッカーのPK戦のようなシュートアウト戦でベルギーが金メダルに輝いた。そんな試合で「優勝を決めた決勝戦でひとめぼれしました!(笑)」(沖さん)と、ベルギーの至宝とも称される選手を発見してしまったそう。
最後に沖さんはこう語る。
「イケメンはイケてるメンタルも併せてイケメンと考えています。アスリートは本当に尊いと思っています。この4年間さらにコロナ禍という状況で、その鍛えられた筋肉は汗と涙の血の結晶です。芸能人の方の筋肉は見せるために鍛えている事も多いですが、アスリートの筋肉はこの4年間の本当に努力の賜物。東京五輪では10代で活躍した選手もたくさんいますが、自分の息子、娘くらいの年代の方々の可能性の素晴らしさ、本当に心から尊敬しています。イケメン評論というのはリスペクトの上に成り立っています。リスペクトしてからの選定です!」
競技を終えてすでに帰国してしまった選手もいるが、今回気になった選手を閉会式でまたお目にかかることができるか!? もしくは次のパリ五輪でなのか……楽しみにしたい。
沖直実(おき・なおみ)イケメン評論家、ラジオ、イベントMC。「沖直実のいい男祭り」を企画主催司会。城田優さん斎藤工さん宮野真守さん等出演。『ホンマでっかTV』等でイケメンについてコメントなど“イケメン”にまつわる仕事多数。