12月10日の話に戻る。イベント一番乗りは午前6時、秩父の男性だった。それから男性が数人続き、9時半ごろに女性一番乗りが世田谷から到着。2人は共にラジオネームがあり、男性が「ピンクサブマリン」、女性が「隣の大山さん」。詳細は省くが、2人は20年1月27日放送の「たまむすび」に、それぞれの居場所から電話で登場、赤江&パートナーのカンニング竹山とあれこれ話をした。

 最後に赤江が、「隣の大山さん、サブマリンさん、どうもありがとうございました」と声をかけた。

 すぐに2人の声が重なった。「こちらこそ、どうもありがとうございました」

(文中敬称略)

■あかえ・たまお
1975年 兵庫県生まれ。姉と弟にはさまれた次女。父の転勤で高知市などで育つ。虫と読書が大好きな子どもに。小学校の卒業文集に「アナウンサーになりたい」と書く。
 93年 神戸女学院大学入学。3年時に大阪で有名なアナウンス教室「生田教室」に通いだす。TBSのアナウンサー試験が生まれて初めての東京。「東京ならば」と浅草に宿泊するも、最終試験で不合格。
 97年 朝日放送入社。アナウンサー同期は女性3人で「三人娘」と呼ばれる。98年から高校野球の実況を担当。
2003年 テレビ朝日「スーパーモーニング」の司会者に。06年に降板、朝日放送に戻る。
 07年 3月31日付で朝日放送を退社、4月2日からフリーアナウンサーとして「スーパーモーニング」の司会に復帰。
 08年 11月、テレビ朝日報道局勤務の男性と結婚
 11年 番組が「情報満載ライブショー モーニングバード!」になり、羽鳥慎一と共に司会を務める(15年9月まで)。
 12年 TBSラジオで「たまむすび」が始まる。午後1時から3時半まで、月曜から木曜のパーソナリティーが赤江、金曜は赤江以外のパーソナリティーというスタイルで、現在まで続く。
 17年 3月いっぱいで「たまむすび」を休み、7月に長女出産。18年4月に復帰。
 19年 12月10日に「たまむすび」放送2千回を迎える。「たまむすびすごろく」配布イベントに約3500人が集まる。
 20年 1月4日、BS-TBSで「町中華で飲ろうぜ ラジオたまむすびコラボSP」が放送され、大阪編に出演。

矢部万紀子
1961年、三重県生まれ。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)、『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)。本欄では、南海キャンディーズの山里亮太を執筆。

AERA 2020年3月2日号

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矢部万紀子

矢部万紀子

矢部万紀子(やべまきこ)/1961年三重県生まれ/横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』『美智子さまという奇跡』『雅子さまの笑顔』。

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