「球場に出店されている業者さんからは出店料等をいただいている。そういった方々を保護する目的だったが、一部行き過ぎもあったと思う。最近は応援方法についてもご意見いただく機会も多いので、応援団と共に検討も重ねている」(ロッテ関係者)
「最近のロッテ応援は選手コールや同じチャンステーマしかやらない」と不平を言う人も増えている。実際に球団へクレームを送るファンもおり、対応に動いているということ。
「チーム状況が悪いことで悪循環に陥っている。ファン、選手、球団がそれぞれの役割や関係性を考え直すべき時期かもしれない。(野球の)プレー、ファンサービス、エンタメ、応援……。誰もが幸せになれる方向性を見つけ出して向かうことが、真の“VISION”だと思う」(ロッテOB)
2005年に日本シリーズで阪神を圧倒した年や、2010年の“下剋上日本一”を思い出してもらいたい。球団、選手、ファンが1つになって天下をつかみ取った。しかし今はそれぞれがバラバラに異なった方向を見ている。多少の時間はかかっても、改めて1つになる必要性があるだろう。
ロッテが強い時は応援を含め、各分野へ盛り上がりが波及するのは歴史が証明している。「グラウンド内外で何をするかわからない不気味さ」が魅力のチームに戻り、NPBを引っ掻き回してもらいたい。今季スローガン「その全ては、勝つために。」の思いを今こそ大事にすべきだが……。
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