撮影:馬場岳人(朝日新聞出版写真映像部)
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「テレビは“気が済むまで”観ていいのよ」と語る102歳現役美容部員・堀野智子さんが実践する“テレビ健康法”とは? 時代劇でスカッとし、徹子の部屋でほっこりし、報道番組で世界を知る。
 堀野さんにとって、テレビはただの娯楽ではなく、感情を動かし、知識を深め、日々のリズムを整える大切なパートナー。「知らないことを知るのは楽しい」「スカッとすることは心の栄養」――そんな言葉からは、年齢にとらわれず“今”を楽しむ堀野さんらしい前向きさがにじみます。
 ギネスが認めた102歳の元気の裏側には、意外にも“テレビとの上手な付き合い方”がありました。堀野さんの最新刊『102歳、今より元気に美しく』(朝日新聞出版)から一部を抜粋・加筆再編集して公開します。

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――堀野さんのスケジュールを拝見しますと、テレビを観ている時間がたくさんあることに気づきました。テレビを観るのが好きなのでしょうか。またお気に入りの番組などあれば、お教えくださいますか。

 時代劇を見るとスカッとします。

 時代劇は、ざっくり言うと毎回、悪い人が善人をいじめ、そこに偉い人がやってきて公正に裁き、悪人を懲らしめるという展開です。

 それを「勧善懲悪で結果がわかっているからつまらない」と言う人もいますが、私に言わせると結果がわかっていて安心して見ていられるのが時代劇なんです。

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