(写真はイメージ=GettyImages)
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 インターネットに情報があふれるなか、長く続いてきた雑誌が相次いで休刊・廃刊になるなど、「紙」の雑誌にとって厳しい時代です。AERA編集部の読者アンケートでは、「紙」の雑誌を定期的に買っているという方は4割。ネットの記事や動画コンテンツなどに押されている様子がうかがえました。その一方で、パソコンやスマートフォンよりも見やすい写真や図表、そして「紙」ならではの魅力を感じて、「紙」の雑誌を手に取る方が数多くいらっしゃいました。

【ランキング】ネットで記事が読める今、「紙」の雑誌を買う理由は?

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 今回のアンケートのテーマは「紙の雑誌」。インターネット上で4月30日から5月7日まで実施し、回答者は539人でした。

 この1年のうちに紙の雑誌を購入したという方は約8割。雑誌のジャンルとして最も多かったのが「趣味」の26.7%。そのほか、「総合週刊誌」「総合月刊誌」がそれぞれ同数の20.5%。「旅行・レジャー」が18.3%などと続きました。
 

 定期的に買っている愛読誌があるかどうかについては、「ある」という方は4割。その雑誌名を、すでに廃刊・休刊したものもふくめて聞いたところ、「鉄道ジャーナル」(2025年に休刊)などの鉄道関係や音楽、映画、パソコンといった趣味のもののほか、「ハルメク」や「クロワッサン」などの雑誌名もあがりました。
 

「紙」を買わない理由

 ネットでさまざまな分野の記事が読める時代に、あえて「紙」で買う理由は何でしょうか。

 最も多かった理由は「紙で取っておきたい」が43.5%。さらに「写真、イラスト、図表が見やすい」が42.0%、「ネットでは一部だけしか読めない・読みにくい」が40.0%、「気になる特集がある」が30.0%などでした。

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