
一方、「紙」を買わない理由として多かったのが「かさばる」の42.2%。「テレビやインターネットで十分な情報が得られる」が33.2%、「お金がかかる」が32.9%でした。
さらに回答とともに寄せられたコメントからは、さまざまな「背景」がうかがえました。
「だいたい高校生くらいまでは、鉄道ジャーナルをはじめとした趣味の雑誌や、議席予測の載った週刊誌をワクワクしながら舐めるように読んでいたが、年を追うごとに紙媒体を一冊読み切ることが億劫になり、活字を読む体力が衰えている。また、スクープはネット配信されていることが多く、それで済んでしまう。読む体力が失われるのに従って、雑誌の価格を高く感じるようになった」(20代、男性)
「面白そうで読みたい記事はたくさんありそうだけど、お金を出して買っても失望することが多かった」(60代、男性)
「情報誌・車雑誌・旅行雑誌など定期的に5~6誌購入していた時期もありました。が、段々内容が似通ってきて飽きてしまった、というのが本音です」(60代、男性)
「一人暮らしで置く場所も少なく、また重量がありまとめて捨てたりするのも大変で、電子書籍に移行しました」(30代、男性)
「YouTube等の動画や映像等で本を読む時間が少なくなった」(60代、女性)
「雑誌を読む以外に時間や費用を使いたいことがある」(60代、男性)
そのほか、「書店に行く機会が減ったから」「本屋が減った」という声も複数ありました。
「捨てられない」雑誌とは
たまってくると置き場所に困るという「紙」の雑誌ですが、捨てずにとってある雑誌があるか聞いたところ、74.2%が「ある」と回答しました。