──一方、反省点は先ほども出た営業面でしょうか?
そうですね。営業面はまだまだ追いついていなかったので、今はシーズン中もどんどん営業していかないといけないと思います。最後にお客さんに来ていただいたとはいえ、まだまだ認知度もそんなに高いとは思っていないので、そういった活動も積極的にやっていきたいなと思います。去年は年間の観客動員5万人を目標にして、中止もけっこうあったんですけど、最終的には5万5000人ぐらい来ていただきました。今年はさらに目標を上げないといけないので1試合平均1000人、年間7万人を動員できたらいいなと思ってやっています。
──そのために今シーズン、取り組んでいることなどはありますか?
1つは4月27日(ソフトバンク戦)の「葵区DAY(静岡市葵区民無料招待)」をはじめとする、市民無料招待デーや県民無料招待デーです。もう一つは去年も招待をさせていただいて、演奏もしていただきましたけど、地元の高校の吹奏楽部や和太鼓チームとコラボして球場を発表の場としていただく機会も、今シーズンは増やしていければなと思っています。また先ほどの「推し活」でいうと、一般のファンクラブと違う「推し活」に寄せたファンクラブを作ろうと思っていて、まさに今、水面下で取り組んでいるところです。少しずつですけどいろいろな仕掛けをして、お客様の数も少しずつでも増やしていければいいなというふうに思っています。
<了、後日公開の後編に続く>
(文・菊田康彦)