
呼び方から見えてくる存在感
父や母はどんな存在なのか、ふだんの呼び方からはそれぞれの視線が浮かび上がってくるようです。
「わたし達夫婦に子ども(父母にとっては孫)が生まれた時、子どもが混乱しないように『じいちゃん、ばあちゃん』に変えました。呼び方とともに、いろんな意味で自分の立ち位置や責任が変わったと感じました」(50代、女性)
父親は「パパ」、自身は「かーちゃん」と呼ばれているという30代の女性のコメントです。
「お母さんというと包容力があって優しいイメージで、自分はそうでもないなぁと…。一方、ママというとオシャレ!インスタキラキラ!なイメージで、それも自分はタイプじゃない…。で、なんとなくかーちゃん〇〇だよ、かーちゃん〇〇してくるね、と話していたらかーちゃん呼びが定着しました…(笑)」
高校生のときに「ママ」から変えたという60代の女性は、こうコメントを寄せました。
「いつまでもパパママは恥ずかしいなと思い、自分から段々に呼び方を変えた。両親への礼をつくした呼び方ができるようになったと感じて気分が良かった」
(AERA編集部)