
父母の呼び方が変わった人のなかで、タイミングとして最も多かったのは「社会人になってから」の11.5%。そのあとは「中学生のときに」が8.6%、「小学生のときに」が7.3%などと続きました。
「社会人になってから」と回答した方のコメントで多かったのは、自身に子供ができたことで、両親が「祖父母」の立場になったときでした。
小中学生のときに変わったという方については、同級生などの呼び方を知って「恥ずかしくなった」ために変えた、という趣旨のコメントが目立ちました。
親を「とうちゃん、かあちゃん」と呼んでいた60代女性は、高校生のときに「周りの友人が少しずつ呼び方を変えてきていた。気恥ずかしいけどキチンと呼ぶことで大人になれると思いました」。
「6年生になって、クラスメイトと家族の話をしているとき、すごく仲のいい友人がお父さんお母さんと言うようになっていたのがきっかけ。その瞬間、自分はまだパパママで、とても幼く感じたから。その日家に帰って呼び方を変えると、母は全く無反応でしたが、父は何で呼び方変えたの?と少し面食らった感じだった」(50代、女性)
「幼稚園6才になって、周りのみんなが『お父さん、お母さん』と呼んでいることに気がついて、自分の呼び方が恥ずかしくなり、変えようと思った」(40代、女性)
増えた「じぃじ」「ばぁば」
子供のときに使っていた祖父母の呼び方については、「じいちゃん(おじいちゃん)、ばあちゃん(おばあちゃん)」が80.4%と圧勝。「じぃじ、ばぁば」は3.4%にとどまりました。
しかし、孫たちからどう呼ばれたいか(孫がいない場合は、いると仮定して)聞くと、「じいちゃん(おじいちゃん)、ばあちゃん(おばあちゃん)は37.1%に減少。代わりに増えたのが「じぃじ、ばぁば」(32.3%)でした。「名前またはあだ名で」も14.5%ありました。