あなたが子供のとき、親をどう呼んでいましたか?

 自身が孫から「じいちゃん(おじいちゃん)、ばあちゃん(おばあちゃん)」または「じぃじ、ばぁば」と呼ばれることに抵抗を感じるか聞いたところ、半数が「気にしない」、むしろ「呼んでほしい」が31%でした。一方、「できればやめてほしい」は5.8%、「呼んでほしくない」は5.3%でした。

 「祖父母」という立場で自身が呼ばれたときの言葉の印象、受け取り方は、それぞれのようです。

「偏見になってしまうが、孫からおじいちゃん、おばあちゃんと呼ばれると、ご高齢のご隠居さんのイメージが強い気がする。爺や婆の漢字の文字に抵抗があるのかもしれない。
 50代で孫ができた実母は孫にはあだ名で呼ばせていて、実父も大きいパパの省略でオーパと呼ばれている。最初は聞いていて違和感があったが2年もしないうちに慣れた。もし孫ができたら、私もあだ名やオーマ(大きいママ)などと呼ばれたい」(50代、女性)

「おじいちゃんとは呼ばれたいが、じいじとは呼ばれたくない。ジジイのように聞こえるし、音の響きが綺麗だとは思わないから」(30代、男性)

「歳をとった気持ちになるのと同時に、『私』という個人が壊される気になる」(60代、女性)
 

 自分の孫からはともかく、他人からは呼ばれたくない。そんなコメントも多くありました。

「気にしない」を選択した50代女性は「私も祖父母をそう呼び、私の子も私の両親をそう呼ぶので、それがごく自然。ただし孫から呼ばれた場合に限り、親戚でない他人から呼ばれるのは嫌」
 

次のページ 「両親への礼を尽くした呼び方」に感慨