今川秀悟
野球の実績なくても成功する例も
プロ野球時代に目立った実績がなくても、新たな切り口でYouTubeに活路を見出だすケースもある。
現役時代に日本ハム、ヤクルトでバイプレーヤーとして11年間プレーした今浪隆博氏は、現役引退後にスポーツメンタルコーチという肩書で活動。22年4月にYouTubeチャンネル「今浪隆博のスポーツメンタルTV」を開設して、これまで670本以上の動画を配信。なかには再生回数が100万を超える動画もある。番組では、「なんでプロに入ると球速が落ちるピッチャーが多いんですか？」とか「プロ野球の2軍と一流社会人企業チームはどっちが強いの？」など、素朴な疑問に今浪氏が自身の経験談に基づいて丁寧に答えている。「1、2軍を行き来した苦労人だからこそ語り尽くせる内容が多い」と話題になり、動画の内容は書籍化もされた。
立浪氏のチャンネルは、開設翌日の4日の夕方までに登録者数が3万5000人を超え、視聴回数は14万回超という好発進を見せた。今後も伸び続けられるのか。
「メディアや講演活動などもあって忙しいでしょうから、立浪さんがYouTubeにどれだけ力を入れられるのかでしょう。立浪さんはおしゃべりが好きだし結構ぶっちゃける。あと、少し天然な部分があるんですよね。街ブラのロケとか野球とまったく関係ない企画があるようなので、新鮮で面白いんじゃないですかね」（前出のスポーツ紙デスク）
次回の番組内容は「ファンの自宅に突撃」だという。立浪氏の新たな挑戦が注目される。
（今川秀悟）
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