「担当者さんは家族もいるはずなので、そういった方々サポートをしてあげて欲しい。例えば、つば九郎の追悼試合を行って収益をお渡しする。今後の売り上げの中からロイヤリティを支払う。これだけの功労者だからこそ、球団にはそういう部分でも感謝の意を表して欲しい」(ヤクルトOB)

 今までにない形のキャラクター像を作り上げたつば九郎。野球殿堂入りももちろんだが、球団スタッフに何かあった際の前例を作り上げてくれるかもしれない。

「つば九郎のいないヤクルト戦は想像できない。オープン戦など実戦が始まったら、もっと悲しくなるのかもしれない」(ヤクルト関係者)

「つばくろうがいなくなったら、そらをとんだとおもってくいださい」(つば九郎)と言われても、まだまだ受け止められそうもない。

 ひょこひょこ歩き回る愛らしい姿と、ギリギリを攻めた“毒のある”笑いを野球ファンは忘れることはないだろう。まずは神宮球場を極上のエンタメ空間にしてくれたことに、お礼を伝えたい。

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