鈴木誠也のメジャー挑戦は岡本より若い27歳の時だった(ZUMA Press/アフロ)

岡本は「村上宗隆と遜色ない評価」

 メジャーリーガーの代理人を務める関係者は、「岡本は日本球界を代表するスラッガーとして評価が高いです。鈴木誠也に比べて確実性は落ちるが、本塁打をコンスタントに打てる。複数のポジションを守れるのも強みで出場機会が得られやすい。来オフにポスティング・システムでメジャーに挑戦が有力視される村上宗隆ヤクルト)と遜色ない評価を得られると思います」と太鼓判を押す。

 巨人が過去にポスティング・システムを認めたのは山口俊と前述した菅野の2人だけ。菅野は不成立に終わったが、いずれもリーグ優勝に大きく貢献したオフに球団側が本人の希望を尊重した。岡本の場合はどうなるか。28歳という年齢を考えると、脂が乗りきっている時期に挑戦したい思いは強いだろう。メジャー挑戦時の日本人野手の年齢を調べると、岡本と同じ高卒の大谷は23歳、鈴木は27歳、大卒の吉田は29歳の時だった。

 巨人で野球人生をまっとうするという選択肢も考えられる。岡本は来季、どのユニフォームを着てプレーしているだろうか。

(今川秀悟)

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