ひろ「騒音がうるさいというのはわかるんだけど、それを解決する方法を提示せずに『うるさい』と指摘をするだけだと揉めるだけなんだよね」
ゆか「今回の回答で書いたように、たとえば『素足ではなく靴下を履く、底の柔らかいスリッパを使う、絨毯を敷く』みたいな感じで、『こういう改善方法はどう?』って提案ができると良いと今は思うね」
ひろ「うん。提案することで、お互いの問題が解決する場合もあるんだけど、『問題点を指摘して、相手に殊勝な態度をとらせたい』ってのがゴールだと、相手方は、コミュニケーションとりたくなくなるよね……と」
注意をする前に観察する
ゆか「『お風呂あがりも体が臭うから、もう少し丁寧に洗ってほしい』はどうかね」
ひろ「これもけっこう微妙なラインだと思ってて、おいら、アメリカの大学に通ってたときに寮だったから、ルームメイトが居たのね。んで、シャワーとトイレは共同。
日本人は日本人のことしか知らない人が多いから、ほぼ体臭がないのが当たり前だと思ってる人が多い。んでも、白人とか黒人とかは、固有の体臭がある人が多いのね。ルームメイトがシャワーを浴びて、部屋に帰ってくると、すでにその人の匂いがするわけ」
ゆか「フランスも臭いについては多様だね」
ひろ「ルームメイトはいつも香水を使ってたのね。そもそも香水文化が欧州から生まれたように、そういうDNAの元に生まれてる人は結構いる。んで、そういう人に対して『お風呂あがりも体が臭うから、もう少し丁寧に洗ってほしい』っていうのは、無理なお願いをしてることになる」
ゆか「なるほど」
ひろ「『耳の後ろを洗うとお金持ちになる』っていうユダヤの人のジンクスがあるけど、耳の裏を洗い忘れることが多いから、結果としてジンクスとして広まったのではないかという仮説を立てているおいら。
DNA的な問題でもなくて、本当に洗い忘れてる箇所があるなら、その箇所を指摘すべきだと思うんだよね。本人はちゃんと洗ってると思ってるのに『体が臭う』って言われたら、嫌味で言ってるのかと思う場合もあると思うんだよね」