
子どもたちにプレーする姿を見せるのが夢
ただやはり競技ゴルフに復帰したい気持ちは強いのだという。
「私は、子どもたちに自分がプレーする姿を見せるのが一つの夢なんです。とはいえ、葛藤もあります。競技に戻るためには、子どもと離れる時間を作らないといけないので。一番不安なのは練習ですね。競技以外の仕事は終わりの時間が決まってますけど、練習ってどこで切り上げるかは自分で決めないといけない。練習しているときも会いたくなっちゃうと思いますし、練習場に連れて行ったとして、暑くないかなとか、体調は大丈夫かなとか、いろいろ気になってしまうと思うんです。早く子どもたちに会いたいから、早く練習を切り上げたくなっちゃうんじゃないかって(笑)。出産から日がたっていないこともあると思いますけど、今はとにかく子どもたちのほうに気持ちが向いています。復帰するには、自分の中で『何としてもやってやるんだ』っていう強い気持ちを持たないといけないと思っています。そこが一番の挑戦かもしれないです」
悩みつつも未来を見据え、有村さんは前に進んでいる。
(生活・文化編集部・唐澤俊介)