プロゴルファー「有村智恵」がゴルフを離れて“妊活”に専念した理由　「妊娠する体とゴルフをする体は正反対なんです」

　その実力と人気で女子プロゴルフ界を牽引してきた有村智恵さん（36）。長年、プロの世界でしのぎを削ってきたが、2022年、競技を離れ、「妊活」に専念することを公表した。今年4月には無事双子の男児を出産し、現在は故郷の熊本を生活の拠点にしている。妊活に専念することを決めたときには「引退も考えた」と語る有村さん。妊娠や出産にまつわるプロゴルファーならではの悩みや「全然似てない」と話す双子の子育てについて聞いた。

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「少しずつ表情が出るようになってきて、いろんな顔を見せてくれています。毎日、自然と『かわいい』って口から漏れちゃってますね（笑）」

　今年4月に出産した双子のことについて聞くと、有村さんは人懐っこい笑顔でこう語り始めた。

「双子なのにお互いは全然似てなくて、私似と主人似ではっきり分かれてます。顔を見合わせたりするとお互いを見て笑ったりしていて。双子ならではの様子にほっこりしてます」

　2022年、有村さんは競技からいったん離れて妊活に専念することを自身のSNSで公表した。しかし、高校卒業後、06年にプロテストに合格してから、第一線で活躍し続けてきた有村さんにとって、この決断は簡単なことではなかったという。

「一時は競技をやめることも考えました」

　と有村さんは言う。